
2025年10月、京都・下鴨にオープンしたスイーツデニッシュ専門店『BABKA cadabra(以下バブカカダブラ)』。デニッシュ生地にチョコレートやシナモンを編み込んで焼き上げる「バブカ」は、近年ニューヨークで人気を集めるスイーツデニッシュです。
手がけるのは、1907年に日本で初めてマーガリンを製造・販売した『リボン食品』。ブラウニー専門店『Fat Witch New York』といった人気店も展開しています。

「バブカ」は、東欧発祥で、ユダヤ人の祝日の食卓を飾った特別な食事だったそうで、移民とともに各地へ広まり、ニューヨークで大ブームが起きたそうです。2010年以降、チョコスプレッドやナッツを加えた濃厚な新世代バブカが定番化し、パンでもケーキでもないハイブリッドスイーツとして注目されています。

今回ブランド立ち上げの契機となったのは、『リボン食品』の筏由加子社長が10年前に初めて食べたバブカ。「10年前に立ち上げたブラウニー専門店『Fat Witch New York』のパートナーから紹介され、そのおいしさに衝撃を受け、約8年もの構想を経てブランドを立ち上げました」ときっかけを語りました。

ニューヨークで出会ったしっとり濃厚で、チョコレートをガツンと感じられるテイスト。日本でも愛される商品になるように試作を重ねた結果、ブラウニー生地を練り込んだ特製バブカを完成させました。

定番の「オリジナルバブカ」は、濃厚なチョコレートブラウニー生地を幾層にも重ね、焼き上げた一本。チョコの密度が高く、ひと口で満足感が広がります。まずはそのままで、濃厚さを堪能してみてくださいね。トーストするとチョコがとろけますので、お好みでバターを追加すると、甘じょっぱい味を楽しめますよ。

インパクトあるフレーバーなら、「エルビスバブカ」がおすすめ。ピーナッツバター、バナナ、イチゴジャム、ベーコンを合わせた一本。エルビス・プレスリーが愛したサンドイッチの食べ方で、アメリカではポピュラーな組み合わせだとか!

こちらも軽くトーストしてバターをのせると、塩味と甘味のバランスが絶妙ですよ。ソーセージとパンケーキの組み合わせのように、アメリカンブレックファストが好きな人なら絶対にハマる味です。

手のひらサイズで食べやすい、キュートな“ひとくちバブカ”「バブカップ」も手に取りやすいサイズで、手土産や差し入れにもピッタリです。こちらもしっとり濃厚な味わいはそのままに食べやすさと可愛らしさを兼ね備えた一品です。
こちらはオンラインショップでもお取り寄せが可能です。京都本店は、下鴨の落ち着いた雰囲気に調和する木のぬくもりある店舗ですので、紅葉シーズンにお出かけてしみてはいかが?
(撮影・文◎亀井亜衣子)
●SHOP INFO
BABKA cadabra
住:京都府京都市左京区下鴨東半木町67-6
営:10:00〜18:00
休:月曜(祝日の場合は営業)
https://www.fatwitch.co.jp/f/babkacadabra





