雪のように口の中で解けていく。寛永堂の御干菓子
「今回選んだのは、地方に行くときに持っていく手みやげです。なるべく地元(麻布十番)にあるお店のものをあげたいなあと思って、日持ちもする乾物で、ほっと落ち着くような伝統的な和のお菓子を選びました。かりんとうやおせんべいを持って行くことも多いですね」とタカハシさん。

今回選んだ一つ目の手みやげは、『京都三条菓子司 寛永堂』の「雪だるま」。雪の結晶と愛らしい雪だるまをかたどった御干菓子で、香川県の和三盆を使っており、口の中でほどける繊細な甘味が楽しめます。
「お店によって味が違う御干菓子や落雁が好き。
京都が本店なんですけど、季節によって変わる
御干菓子がとにかく可愛くて!
前に買った秋のものは
紅葉と黄金の金平糖が入ったもので、
御干菓子と思えぬキラキラした感じが素敵で。
でも久しぶりに行ったら金平糖入りは
やめちゃったみたいですごく残念だなあ。
口に入れると、じんわりと溶けて
残らない感じがいいんですよね。
フワーっと、シューっと。」(タカハシさん)

雪だるまと雪の結晶を模った、優しい色の御干菓子をひとくち。上品なおいしさがじんわりと、雪のように溶けてなくなりました。
もう一つ、もうひとつ。可愛くて美味。サッとなくなる儚さも魅力です。
●SHOP INFO
店名:京都三条菓子司 寛永堂 麻布十番店
住:東京都港区麻布十番2-3-11
TEL:03-5439-5878
営:9:00~19:00(土日祝10:00~18:00)
クスッと元気もくれる。『豆源』の豆菓子

こちらは麻布十番に本店を構える老舗の豆菓子店『豆源』。和洋多彩な味わいの豆菓子が揃っていて、程よい塩味でおいしいと評判のお店です。

「近所のスーパーとかにもあるけれど
ご年配の人とかにはとても喜ばれます。
出席豆とか福豆とか
元気になるような名前があったり
おのろけ豆、おとぼけ豆なんて
クスッとさせてくれる。
あげる人が楽しめて、好きそうな味を入れて
差し上げています。
おつまみになるのもポイント!」(タカハシさん)

好きな豆菓子を3個セットにしたり、6個セットにしたり、袋入りの小さいものにしてあげたり。値段やお配り用などシチュエーションに合わせて、好きな豆菓子を選べるのも魅力です。
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手みやげを買いに行くと、ついつい自分でも食べたくなるもの。
お干菓子と豆菓子、お抹茶で一息つく時間。自分へのご褒美にもぴったりですね。
●SHOP INFO
店名:麻布十番 豆源
住:東京都港区麻布十番1-8-12
TEL:03-3583-0962
営:10:00~18:30(短縮営業中)
休:火曜、不定休
https://www.mamegen.com/
(撮影◎橋本真美、取材・文◎草地麻巳)