道案内も無人販売所も真っ黄色!

目指す現場は『ヤマモトヤ』、またの名を『玉子サンド研究所』。1975年に惣菜やサンドイッチの小売業として創業。卸販売業をメインにしていたところ、地元のお客さんから「玉子サンドを売ってほしい」と頼まれたことがきっかけで、2019年12月から無人販売を始めたのだとか。
商品の補充時間は6時・9時・11時・13時・15時半・17時半の6回で、朝一の時間帯がもっとも品数が充実しているそう。せっかく行くなら玉子サンドだけじゃなく、他のサンドイッチも食べてみたい筆者。ここは確実にゲットすべく、6時過ぎの到着を目指して車で出発しました。ちなみに本厚木駅から路線バスで行くこともできますよ。

6時20分、無事に到着しました。この時点で先客は一組。平日の早朝でさすがに行列はなかったものの、数分置きにとぎれることなく車がやってきて、買い物をして行きます。
雨よけのトタンで囲われた冷蔵庫が4台並んでいます。敷地内には10数台は止められそうな駐車場があり、混雑時は警備員さんもいるのだとか。荷物置きなどあらゆるものが真っ黄色に塗られているのは、玉子サンドの卵をイメージしているのかもしれません。

ちなみに無人販売所の後ろには『玉子サンド研究所』があり、その奥にある平屋の製造工場で約30人の従業員さんが24時間体制でサンドイッチ製造を行っているそう。飲み物の自販機や椅子もいくつかあるので、買ったサンドイッチをその場で食べることもできそうです。
いざ冷蔵庫へ。お目当ての「玉子サンド」は一番手前の冷蔵庫の最上段にありました。時間が早いのでまだ十分あって、ホッ。

全ての冷蔵庫をのぞいたところ、「ポテトサラダサンド」や「ハムカツサンド」の惣菜系、野菜だけどスイーツっぽい「エビスかぼちゃサンド」や「さつま芋サンド」など、他ではあまりお目にかかれない品もありました。
ここでうれしいのは、その価格。パーティー用のサンドイッチを除き、無人販売所では400円、500円近くする商品が、全品一律300円で買うことができるのです。

お代は、それぞれの冷蔵庫の前に置かれた黄色い料金箱に入れて支払います。当然ながらおつりの用意はなく、両替機などもありません。
あらかじめ100円玉を多めに用意して行くのがベターですが、設置されていた自販機の飲み物がほとんど100円だったので、飲み物を買って1000円札をくずすという手もアリです。
![国道412号のどちらから来ても目的地がわかるようになっている [食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2022/04/20220424-mujintamagosand07.jpg)
こちらは帰路、目にした看板です。詩かなと思いつつ読んでみると短歌! そういえば玉子サンドのシールにあった「恋人は玉子サンドと言っておく」は、俳句だったんですね。社長の山本幸子さんは、詩歌がお好きなのかもしれません。