食パン1枚で具を包むからちょうどいい

ホットサンドソロは、直火タイプのホットサンドメーカーです。IHには非対応となっており、電気式のホットサンドメーカーに比べ、加熱時間が短く済むのが特徴のひとつ。多くの直火タイプのホットサンドメーカーよりも小さくなっており、そこに大きな秘密があるんです。

そう、このホットサンドメーカーは食パン1枚で具を挟めるのです。これは意外とありそうでなかったホットサンドメーカーだと思いませんか? プレート部分は黒とグレーのツートンカラーになっており、色を変えることでどちらの面を焼いたかを覚えやすいというメリットもあります。
カリカリのフチはホットサンドならではの魅力

まずはハムチーズサンドを作ってみました。といっても作り方は簡単。食パン⇒具材の順にのせたら、プレートを閉じてロックをかければ準備は終わりです。あとは、弱火で片面2~3分ずつ焼いていくだけ。
今回は自宅のガスコンロで加熱しましたが、これならキャンプでの朝食作りにも使えそう。タイマー付きの電気式ホットサンドメーカーに慣れている人は焦がさないように注意してください。

焼き上がったホットサンドはワンハンドで食べられるちょうどいいサイズ。同じ要領で、つぶあん×バター、ツナ×チーズの組み合わせも作ってみました。一見するだけでフチがカリッと焼き上がっていることがわかり、かなり食欲がそそられます。

この波型のフチには理由があります。それはホットサンドメーカーを閉じたときにパンの端がはみ出ないように収まりやすく、しっかり圧着するからなんです。筆者はこのフチが大のお気に入りで、カリカリの食感はまさにホットサンドの醍醐味! フチはカリッと、なかはふんわりという食感のコントラストのおかげで、食欲のない朝でもつい次のホットサンドを作りたくなる自分がいました。

少食の人や子どもの朝食に向くだけでなく、一度に何種類も食べる夢を叶えてくれるのも1枚焼きのホットサンドソロならでは。4500円(税抜)と手頃な価格で購入できるので、ぜひお試しあれ!
●著者プロフィール
今西絢美
「おいしいものナビゲーター」として、調理家電や食に関する記事を執筆。フードツーリズムマイスター、利酒師の資格も持つ。ウェブサービスやアプリのトレンドも絶賛追跡中。コンテンツ制作会社「TEKIKAKU」取締役。