知っていると通ぶれる! チェコ共和国とビール文化~上級編~

初級編はいかがだったでしょうか? ただし、チェコ共和国とビールの関係性はこんなものではありません。ここからはよりディープでユニークな文化を紹介していきましょう。
ビールの風呂って、何じゃそりゃー!

プラハにある『Beer Spa』では、なんとビールとホップの粉末をお湯に混ぜて入るジャグジーが、肌をすべすべにしてくれると大人気。ちなみに施術を受けている間はビール飲み放題です。
プラスチックで出来たペットボトルのビールがある!

基本的にチェコ人は家で飲むビールは瓶入りを選ぶそうですが、BBQやアウトドアに出かける時にはペットボトルのビールが便利! 瓶で買うよりも割安で軽いのも嬉しい。日本にもあればいいのに、と切に思います。
ブルノのバスステーションには生ビールの自販機がある?

先に答えを言ってしまうと残念ながら今は無くなってしまっており、代わりにビールみたいな色のジュースが出てくるものになっていました。酔っ払いがこの場所にたむろしてドンチャンやってしまったのでしょうか……
えっ、バドワイザーってチェコが本家本元なの?

チェコには元々ブドヴァイゼル(バドワイザーのチェコ語読み)というビールがあります。が、よく知られるバドワイザーは最初、あやかって名前を模倣しただけで実は関係がありません。つまり、元祖は「どちらかと言えばチェコ」といった感じでしょうか。
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というわけで、チェコ共和国民に、ビール文化がいかに深く根付いているのがおわかりいただけたでしょうか。今回ご紹介したのは、全体のごく一部。ぜひ現地でビール文化に触れてみてください。
(撮影◎鈴木拓也 文◎ボン島貫 ◎コーディネート◎麻生理子 協力◎チェコ政府観光局)
●DATA
※当記事は『食楽』2019年秋号の記事を再構成したものです