朝から本格スパイスカレーのススメ。SPICE GATE(京都)の「京風出汁カレー」は香りよし、味よし

京都+インドの美味が詰まった朝カレーを実食!

「カレーリーフ香る魚介出汁カレー」1380円 + 特盛200円。ご飯の量は並盛(150g)、大盛(200g)、特盛(250g)から選べる
「カレーリーフ香る魚介出汁カレー」1380円 + 特盛200円。ご飯の量は並盛(150g)、大盛(200g)、特盛(250g)から選べる

 お店に到着したのは朝の8時過ぎ。「朝からスープカレーってどんな感じになんだろう?」と思って見ていると、朝の基本メニューは京風スパイス朝定食というラインナップ。その中の「カレーリーフ香る魚介出汁カレー」は京都で朝カレーをするのにぴったりなので、そちらを選びました。

ゆで卵などの定番のほかにここでしか見たことない副菜もさまざま
ゆで卵などの定番のほかにここでしか見たことない副菜もさまざま

 やってきたカレープレートには、想像よりも遥かに多く、美味しそうな副菜で彩られており、ご飯を特盛にして正解! どこから食べるか悩みますが、まずはごはんをそのままで一口食べたいと思います。

ビリヤニのようにお米がメインと言っても過言ではないクオリティ [食楽web]
ビリヤニのようにお米がメインと言っても過言ではないクオリティ [食楽web]

 お米はインドの香り高い品種・バスマティを使い、緑色の何かが炊き合わせてあります。ハーブか何かなのかと思っていると、実はこちらは煎茶の葉らしく、全体的に爽やかな印象。正直、このお米だけでも無限に食べられそうな美味しさです。

香りのほかにスパイスの食感も楽しいスープカレー
香りのほかにスパイスの食感も楽しいスープカレー

 スープカレーということもあって、粘り気はないサラッとしたカレー。そこに魚介の出汁で風味も豊か、スパイスも強烈に個性を発揮しているというわけではないものの、食べ進めていると確かに香るインドの空気感。

 副菜には小松菜のインド風のおひたしや、ハーブで味付けされた茄子などの焼き野菜などがあるかと思うと、南アジアのスパイシー漬物であるアチャールのりんご、梅きくらげなど風味のバリエーションはさまざまで楽しい。

 一口ごとに京都とインドを行ったり来たりという体験は楽しくて美味しく、和洋折衷ならぬ京印折衷というカレーとなっています。

ボリュームとヘルシーさの絶妙なバランスの合いびきキーマ
ボリュームとヘルシーさの絶妙なバランスの合いびきキーマ

 また副菜の中のメイン的存在のキーマも鶏ももと鶏むねの合いびき肉を使用。インパクトはありつつも全体的に優しい味わいで、ヘルシーに朝の活気がいただけるカレーとなっていました。

スパイスも販売。自宅で再現もできる

新鮮なスパイスの香りでずっと居たくなる空間
新鮮なスパイスの香りでずっと居たくなる空間

 店内では、使用しているスパイス類も販売しています。今回食べた魚介出汁カレーの自作キットなどありました。そのスパイスがオシャレな棚に整然と並ぶ様子は、スパイス好きにはたまらない光景ですね。

スパイスの小瓶を見て回るだけで刺激される食欲と好奇心
スパイスの小瓶を見て回るだけで刺激される食欲と好奇心

 スパイスふんだんなスープカレーを食べたこともあってか、香辛料の香りに徐々に順応していきました。草木の香る爽やかな高原という雰囲気もまた、素敵。京都の旅行では、京料理の朝ごはんが定番ですが、何泊かするのであれば、こういった朝ごはんで朝から爽やかに活力をチャージするのもオススメです。

(撮影・文◎けいたろう)

●SHOP INFO
SPICE GATE(スパイスゲート)

住:京都府京都市下京区恵美須之町546 しきさい寺町ビル 2F
TEL:050-5590-0444
営:07:30~11:00、11:30~21:00
休:火曜
https://spicegate.jp/

●著者プロフィール

けいたろう
旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。