秘密の〆グルメ。老舗洋食店『五車堂』(大分)のフルーツサンドをお持ち帰り

秘密の〆グルメ。老舗洋食店『五車堂』(大分)のフルーツサンドをお持ち帰り
食楽web

 大分駅からほど近く、アーケードのある「セントポルタ中央町」をぶらりと歩くと、昔ながらの個人店も残っていて、服飾、レコード店、喫茶、などつい寄り道したくなる商店街が広がっています。

 もちろん飲み屋さんもたくさんあって、はしご酒をするにも最高です。良い感じに酔いもまわってホテルに戻ろうと大分駅を目指して歩いていくと、どこか懐かしい空気をまとった『五車堂』というお店を見つけました。

向かって左側に入口があります。

 創業は1972年。佇まいが素敵で、思わず吸い寄せられるように足が向いていました。なるほど、店内では洋食メニューを、テイクアウトはお弁当やサンドイッチを販売しているようです。

 まぁまぁ食べて呑んだし。入店するほどの胃袋のスペースは残っていないけど、ちょっと〆に何かをつまみたい気もしていて。ということで、「フルーツサンド」をお持ち帰りすることにしました。残っても次の日の朝に食べれば良いよね、と言い訳を残して。

レトロデザインなパッケージも好みです
レトロデザインなパッケージも好みです

 フルーツサンドを片手にホクホクしながらホテルに着きました。先に戻っていた家族を前にして、ふと昔観た「サザエさん」で、寿司折を手に酔っぱらって帰ってきた波平さんを見て、フネさんがあきれる、みたいなシーンがよぎりました。

 あれ、これ私もほぼ同じ状況ではないのか? と一瞬ヒヤリとしながらも、フルーツサンド食べる? とか言って即行でごまかしました。

箱を開けて思わず拍手。真ん中のチェリーがまたかわいい~
箱を開けて思わず拍手。真ん中のチェリーがまたかわいい~

 これはテンションの上がるビジュアル。みかん、桃、パイナップルとフルーツもぎっしり。シロップ漬けなのもまた良いです。甘すぎないホイップクリームもまろやか。ふわふわのパンは塩気がきいているので、甘じょっぱさがクセになります。

しっかり冷えていて、口の中が癒されます
しっかり冷えていて、口の中が癒されます

 そういえば札幌で〆パフェが流行りましたけど、お酒のあとに冷たくて甘いものって結構アリですね。大分駅にお出かけの時は、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

(撮影・文◎亀井亜衣子)

●SHOP INFO

店名:五車堂(ごしゃどう)

住:大分県大分市中央町2-3-15
営:10:30~20:40(イートインは11:00~21:00)
休:無休(1月1日は休み)