行列しても食べる価値アリの餃子とチャーハン

――金井さんが『中華料理 新雅』を推す理由を教えてください。
「僕は餃子も好きですが、どちらかというとチャーハンに目がないんです。大学で大阪から上京して、東京のチャーハンが美味しいお店を食べ歩きまくりました。中でも『新雅』さんは、都内でもベスト10に入るほどチャーハンが評判のお店。初めて食べに行って感激して以来、どハマりしています」
――チャーハン目当てで行って、餃子も頼んだということですか?
「初めて新雅を訪れた時、1時間半くらい待ったんですね。疲れるじゃないですか(笑)。だからチャーハンの前にビールと餃子を頼んだんです。これがめちゃくちゃおいしくて。続けてチャーハンを食べたら、これまた超絶品で。他店でも餃子とチャーハンはよく食べますが、正直、『新雅』さんの“チャーギョー”(チャーハンと餃子の略)が一番旨いと思っています。
――では、『新雅』の餃子はどんな味ですか?
「ひと言で言うと“肉々しい餃子”ですね。キャベツ、ニラ、ネギなど野菜も入っていますが、一般的な餃子より肉の割合が多いんじゃないかな。かじると肉汁がジュワッと出てきて、肉の旨みがすごくて非常に香ばしい。この香ばしさが、ここのチャーハンとめちゃくちゃ合うんですよ」

――名物のチャーハンはどんな感じですか?
「新雅のチャーハンの具材は、卵、チャーシュー、ナルト、ネギ。特徴としては、サイコロ大のチャーシューがゴロゴロ入った、ガッツリ系のチャーハンです。そしてごはんパラパラ、フワフワです」

――餃子と一緒に食べるとさらに美味しそうですね。
「パラパラのお米が香ばしくて、餃子と方向性が似ているせいか、すごく相性が良いですね。シンクロしているというかね。ちなみにチャーハンは1000円。+150円で大盛りにもできるし、最近は半チャーハン(500円)もあります。僕はいつも大盛りですが(笑)」
まとめ

後日、筆者も実際に『新雅』に土曜日の昼すぎに行ってみると、想像を超える大長蛇の列。なんと入店までに1時間半かかりました。
そして噂の“チャーギョー(チャーハンと餃子)”を注文してみると、金井さんが言っていた意味がよくわかりました。どちらも絶品なのは当然として、旨みの方向性、味のバランスが似ているせいか、とてもよく合う! 筆者もここは都内でも屈指のチャーギョーだと思います。

というわけで、まだ『新雅』のチャーハン&餃子を食べたことがない人はぜひ体験してみてください。なお、行列を避けたい人は、開店前に行くのがオススメです。
(撮影・文◎土原亜子)