
小田急江ノ島線 藤沢本町駅から徒歩7分。住宅街を抜けた先に、静かに佇む一軒のパン屋があります。明治時代に建てられた築136年の蔵をリノベーションした『関次商店 パンの蔵 風土』です。

国の登録有形文化財にも指定されており、ノスタルジックな雰囲気をそのままに。歴史を刻んな蔵の中で、ゆっくりと流れる贅沢な時間を過ごせます。
富ヶ谷『ルヴァン』などで修業した店主の自家製酵母パン

自家製酵母とオーガニック小麦を使用したパンが並びます。どれもシンプルながら素材の良さ、店主の技術が光るものばかり。この日は、日替わりで提供されるパンの中からツナサンドを選びました。

かぼちゃの種がアクセントになっていて、生地に香ばしさと軽やかな食感をもたらします。ツナの旨みとパンの優しい味わいが口の中で調和し、コーヒーとも相性バツグンでした。


『関次商店 パンの蔵 風土』の営業日は週4日、売り切れ次第閉店となるため早めの時間に訪れるのがポイント。築136年の蔵と天然酵母のパン、どちらもじっくりと味わってみてください。(ライター・加藤朋子)