伊勢神宮|日本人の心のふるさと

「伊勢神宮」は日本人の御祖神(みおやがみ)で、多い年には年間で約1000万人以上がお伊勢参りに訪れる“日本の聖地”。天照大御神の食事を司る神・豊受大御神を祀る「豊受大神宮(外宮・げくう)」と、天照大御神を祀る「皇大神宮(内宮・ないくう)」を中心とした125のお宮とお社で成り立ち、外宮から内宮へ参拝するのが古くからの習わしとなっています。年間で約1500回ものお祭りが執り行われている他、周辺には「外宮参道」や「おかげ横丁」など、参拝とともに三重グルメも楽しむことができます。
朝熊岳金剛證寺|伊勢神宮の“奥の院”

伊勢神宮の鬼門を守る「朝熊岳金剛證寺(あさまだけこんごうしょうじ)」は“伊勢神宮の奥の院”と呼ばれるお寺。本尊がある奥の院へと続く道の両側には高さ2~8mの卒塔婆が延々と建立されており、その圧倒的な光景は一見の価値ありです。
神明神社|女性の願い事を1つ叶えてくれる“石神さん”

三重県の中でも最も海女の多い地域である鳥羽市相差(おうさつ)町。その海女さんたちの間で古くから「女性の願いを1つ叶えてくれる女神さま」として信仰されてきたのが、通称“石神さん”として親しまれる「神明神社」です。参拝の際は「願いの用紙」にお願いごとを記入し、「願い箱」に入れて鐘を鳴らすのが作法。近年は女性だけでなく、男性の参拝者も増えているそうです。
伊射波神社|女性が全国から集まる“縁結びの神”

鳥羽市の加布良古(かぶらこ)崎にある「伊射波(いさわ)神社」は“縁結びの神”として知られ、地元では“加布良古さん”と呼ばれるほど親しまれています。波の音を聞きながら竹林の中を進むと神社の本殿が現れ、また本殿の奥にある「奇跡の窓」からは水平線の大パノラマを一望することができます。至高の展望を存分に楽しみ、さらにお参りを済ませた後に良縁に巡り合うことができれば、一生の想い出として心に刻まれる場所となるはず。
二見興玉神社・夫婦岩|三重屈指の絶景パワースポット

伊勢市二見町の海岸沿いにある「二見興玉(ふたみおきたま)神社」は、開運や家内安全、交通安全にご利益のある猿田彦大神を祀る神社。境内には御祭神の使いとされ、「無事に帰る」、「お金が返る」の意を持つ「二見蛙」が多数奉納されています。また、神社の沖合正面に見える大小2つの大岩「夫婦岩」は神社縁の「興玉神石」と日の大神(太陽)を拝む鳥居の役目を担っており、その名にちなみ、夫婦円満や良縁成就を願う人たちや、雄大な景色を眺める人たちが訪れる人気スポットになっています。
猿田彦神社・佐瑠女神社|“みちひらき”の神様と芸事の神様を参拝

伊勢市宇治浦田にある「猿田彦神社」は、古事記や日本書紀などにもその御名が記されている猿田彦大神を祀っている神社。猿田彦大神は、物事のはじまりに道しるべとなって何事も良い方向へと導く”みちひらき”の神様として知られ、一年を通して全国からご利益にあやかりたいと願う参拝者が後を絶ちません。また、家内安全・商売繁盛・安産祈願・方位方災除け・厄除け・合格祈願・七五三など、さまざまな祈祷を受けられるなど、その加護は日本国内でも最強クラスと言えるでしょう。
さらに境内には猿田彦大神の妻神で、天岩戸に隠れた天照大御神を誘い出したことで知られる芸能の女神・天宇受売命(あめのうずめのみこと・天鈿女命とも)が奉祀されている「佐瑠女(さるめ)神社」が建てられており、芸能やスポーツなどの上達や良縁を望む多くの参拝者で賑わっています。
猿田彦神社の総本宮「椿大神社」と「かなえ滝」

鈴鹿市の名山・入道ヶ岳の麓にあり、全国2500社にも及ぶ猿田彦大神を祀る神社の総本宮とも呼ばれる「椿大神社(つばきおおかみやしろ)」。開運や良縁成就を願う多くの参拝客が訪れる神社です。境内にある別宮「椿岸神社(つばききしじんじゃ)」は「佐瑠女神社」と同じく「天鈿女命」が祀られており、芸能や縁結び、夫婦円満にご利益があるとされ、神前挙式も行われています。
また、社殿の脇を流れる「かなえ滝」は、昔から開運成就や恋愛成就のパワースポットとして有名。写真を撮ってスマホの待ち受けにすると願いが叶うといわれています。
花窟神社|巨石がご神体の“日本最古の神社”

“日本最古の神社”といわれているのが、熊野市有馬町の「花窟神社(花の窟神社・はなのいわやじんじゃ)」。神々の母である伊弉冊尊(いざなみのみこと)が葬られた御陵と伝えられる古来からの聖地にある神社。全国各地から参拝者が訪れる霊験あらたかな場所です。御神体は高さ45メートル・幅80メートルの巨石で、2月と10月の例大祭では約170メートルの大綱を御神体と御神木に渡す「お綱掛け神事」が行われます。花の窟を含めた周辺一帯の「紀伊山地の霊場と参詣道」は平成16年に世界遺産に登録されており、三重県に行った際はぜひ足を運びたいスポットの一つとなっています。
まとめ
![伊賀一宮敢國神社[食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2025/01/20250109-miepower10.jpg)
今回ご紹介したスポット以外にも、「石神さん」「加布良古さん」と並び「鳥羽三女神」のひとつとして知られる「彦瀧さん(彦瀧大明神)」や、ハート型の絵馬を奉納する「射山神社」、上げ馬神事が行われる「多度大社」、松尾芭蕉ゆかりの地であり、忍者に関連した授与品がある「伊賀一宮敢國(あえくに)神社」など、三重県には開運スポットが多数あります。ぜひ三重県を訪れて、2025年を自分史上最強の年にしてみては?