【姫路の名物めし】冬の穴子は脂がのってコクがある。行列店『炭火あなご やま義』の“あなごわっぱ

まさに穴子三昧!『やま義』のあなごわっぱめし

「あなごわっぱ(特上)」3200円
「あなごわっぱ(特上)」3200円

「あなごわっぱ(特上)」は楕円形の曲げわっぱに穴子がぎっしり。焼き穴子、穴子の蒸し焼き、穴子の佃煮と3種類の穴子料理がのっている贅沢なメニューとなっています。

この肉厚が冬の穴子の真骨頂
この肉厚が冬の穴子の真骨頂

 定番の焼き穴子はずっしり肉厚。食べてみるとガッシリムッチリとした弾力で、栄養を蓄えている感じがします。今まで穴子の中で最高の食べ応えかも!

 しっかり焼き目がつき、タレがからんだ焼き穴子は、ジューシーでクリスピー。上品、繊細といった穴子のイメージが一変するパワフルさでごはんも進みます。

ツーンと刺激的なワサビとの相性もピッタリ
ツーンと刺激的なワサビとの相性もピッタリ

 写真中央の蒸し煮は穴子を焼いた後に蒸した、一手間かけたメニュー。フワッとジューシーですが、とろけるような煮穴子ではなく、しっかりと食感も残っています。

まさに三者三様な穴子の魅力はそれぞれどれも絶品
まさに三者三様な穴子の魅力はそれぞれどれも絶品

 もう1品が、穴子の佃煮。穴子が甘辛く煮込まれた佃煮で、トロッとした食感に生姜や山椒も効いていて、かば焼きや蒸し焼きとはまた違った味わいを楽しめました。

 丼や寿司の穴子といえば焼き派と蒸し派で分かれることもあると思います。『やま義』では基本、あなごめしは蒸し煮で、焼き穴子は定食か追加メニュー。しかし「あなごわっぱ」はやきから佃煮まで、色々な食べ方がバランスよく詰まっているので、「いろいろ食べたい」と迷う人にイチオシですよ。

こんな一品が食べられるのも穴子専門店ならでは [食楽web]
こんな一品が食べられるのも穴子専門店ならでは [食楽web]

 付け合わせには、穴子の南蛮漬けも。サッパリ酸っぱい穴子の南蛮漬けは初めて食べましたが、甘辛い穴子料理との対比が美味しく、箸休めにピッタリでした。

『やま義』ではテイクアウト用にお弁当の販売もあるので、姫路城散策に持っていくのもオススメ。夏場のサッパリとした穴子もいいですが、冬場の肉厚でジューシーな穴子もぜひ食べてみて下さい!

(撮影・文◎けいたろう)

●SHOP INFO

店名:炭焼あなご やま義
住:兵庫県姫路市駅前町301
TEL:050-5600-6121
営:11:00~20:00(L.O.19:30)
休:無休

●著者プロフィール
けいたろう
旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています