京都の老舗へおいでやす。京都旅行で訪れたい老舗の甘味処&和菓子みやげ6選

【おみやげ】京都に千年前から存在する謎のお菓子「清浄歓喜団」

 京都には、“日本最古”といわれるお菓子もあります。それが、1000年もの歴史がある老舗『亀屋清永』の「清浄歓喜団(せいじょうかんきだん)」。

[食楽web]
[食楽web]

 宗教的な意味合いのあるお菓子で、中の餡にはお清めとしてハッカや丁子、ニッキ、白檀など七種の香りが混ぜ込まれています。そのため、「食べるお香」と呼ぶ人もいるそう。香りで好き嫌いがハッキリ分かれるお菓子ですが、胡麻油で揚げて作られており、最初に胡麻油のいい香りを感じます。ぜひお試しあれ。

●SHOP INFO

店名:亀屋清永(かめやきよなが)

住:京都府京都市東山区祇園石段下南側534
TEL:075-561-2181
営:8:30~17:30
休:水曜
https://kameyakiyonaga.shop-pro.jp/

【おみやげ】名代豆餅の老舗『出町ふたば』でツウが買う“お豆三兄弟”

 京都の和菓子の手土産の定番といえば、『出町ふたば』の「名代豆餅」です。

 そんな中、通な人が購入するのが「お豆三兄弟」。名代豆餅に加え、黒豆大福と福豆大福を加えたラインナップになっています。

 名代豆餅は大粒の赤えんどう豆とモチッとした皮、塩気のある上品なあんこが組み合わさっていて絶品。黒豆大福は外側の皮に黒豆が練り込まれ、素朴な粒あんが入っています。福豆大福にはぷっくりと大粒の白大豆と芋あん(秋冬限定、季節により異なる)が入っていて、しっとりふんわりとした食感が楽しめます。

 行列に並びたくない人は、電話にて事前予約も可能。京都に行ったらぜひ手に入れてほしい名物和菓子です。

●SHOP INFO
店名:出町ふたば

住:京都府京都市上京区出町通今出川上ル青龍町236
TEL:075-231-1658
営:08:30~17:30
休:火・第4水曜・お正月

【おみやげ】550年続く蕎麦処『本家尾張屋本店』の代表銘菓「そば餅」

 京都のランチで立ち寄りたいのが、550年もの歴史がある人気の蕎麦処『本家尾張屋(おわりや) 本店』。

「せいろ」1100円。北海道音威子府産のそば粉を使って毎朝製麺し、コシと香りを楽しめるよう注文を受けてから湯がいている。味の決め手となるのは京都の名水。井戸から汲み上げられる比叡山水系の伏流水で、そばや出汁を作っている
「せいろ」1100円。北海道音威子府産のそば粉を使って毎朝製麺し、コシと香りを楽しめるよう注文を受けてから湯がいている。味の決め手となるのは京都の名水。井戸から汲み上げられる比叡山水系の伏流水で、そばや出汁を作っている

 美味しい蕎麦を味わったら、併設の「菓子処」でお買い物。そば粉を使ったお菓子がずらりと並んでいます。おすすめは、江戸時代末期から明治時代ごろに誕生したという代表銘菓「そば餅」(140円)。

 皮にはそば粉が練り込まれ、口いっぱいにそばの香りと風味を楽しめます。ホロホロとした皮と香ばしい黒ごま、上品な甘味の餡が絶妙。濃いめの緑茶やコーヒーともよく合います。

●SHOP INFO
店名:本家尾張屋 菓子処

TEL:075-231-3446
住:京都市中京区車屋町通二条下る
営:11:00〜16:00
休:不定休
https://www.instagram.com/honkeowariya_kashi/