ホンモノの崎陽軒の「シウマイ弁当」はこちら!

では、正しい崎陽軒の「シウマイ弁当」の画像をご覧ください。答えは次の通り。
1.ご飯が俵型じゃない
2.梅干しが赤い
3.シウマイが4個しかない
4.からあげが大きすぎる
5.かまぼこが紅白じゃない
6.紅生姜の形状が違う
冒頭の写真と見比べてみると、よーく違いがわかると思います。というわけで、6か所の間違い部分に数字を振ったものが次の写真です。

まず第1の間違いは「ご飯」。崎陽軒のご飯は、俵形に8分割して盛り付けられています。このご飯は崎陽軒独自のブレンド米を蒸して炊き上げたもの。食べると適度な歯ごたえがあり、モッチモチ。ちなみに、ニセモノは炊飯器で炊いた普通のごはんです。
そして第2の間違いは「梅干し」。ニセモノは赤い小梅ですが、本家・崎陽軒の梅干しは青梅です。

そして3番目の間違いは、主役の「シウマイ」。崎陽軒のシウマイは小ぶりで5個入り。グリンピースが見えています。実は間違いの方は成城石井の「国産豚のジューシー焼売」。大きいので4個しか入っていません。崎陽軒のシウマイは、干帆立貝柱と豚肉を使っているのが特徴です。

そして4のからあげも違います。これは、から揚げ専門店『から好し』の「ももから揚げ」(1個130円)。かなり大きいです。崎陽軒のからあげは小さめで、メインのシウマイを食べる合間に食べるのにちょうどよい大きさ。

そして、5番目の間違いはかまぼこ。ホンモノの崎陽軒のかまぼこは紅白のかまぼこで、ぷっくりと大きめです。

そして最後は6の生姜。これは岩下の新生姜です。崎陽軒の「シウマイ弁当」に入っているのは千切り生姜なので、これも全然違いますね。

今回、クイズ用にニセモノのシウマイ弁当を用意して、本物と食べ比べてみたのですが、改めて崎陽軒のシウマイ弁当の偉大さがわかりました。おかずの味や大きさにしても、もちもちしたご飯にしても、すべてが黄金比。考え抜かれたバランスなんです。さすがロングセラーのお弁当ですね!

ちなみに、他のおかず、玉子焼き、鮪の漬け焼、筍煮、切昆布、あんずは、ホンモノの「シウマイ弁当」のものでした。みなさんはいくつわかりましたか?
(撮影・文◎土原亜子)