予想以上にボリュームがすごい! おかず・ゴハン・半ラーメンの生姜焼き「Aセット」約1.5kg

待つこと数分、目の前にやってきたのは、ゴハン、生姜焼き、半ラーメン。おしゃれタウン広尾ではまず見られない、豪快なセット。早速計測すると、生姜焼きは直径約22.5cmの皿で高さ約7cm。重さ417g。ラーメンは直径17.5cmの器に重さ605g、そしてゴハンは直径14.5cmのお椀に415g(全て器の重さを除く)。トータル1437g。
定食の説明に半ライス、ってあるのに納得。でもおそらく半ライスにしてもトータル1.2kg前後ってこと? これが1000円で終日食べられるなら、かなりお得で根強いファンがいるのも納得です。

「生姜焼きは中華風の生姜焼きで、豚肉、ニンニクの芽、タマネギ、キクラゲ、ニンジン、下にレタスが敷いてあります。ショウガとブラックペッパーを効かせたパンチのある味わいです。ラーメンは鶏と豚ゲンコツの清湯スープで塩味。麺は細麺で縮れ麺。茹で前で85gですね。具にはチャーシュー、ほうれん草、メンマ、ネギ。炒りごまも入っています」と話すのは、店主の平賀幸弘さん。おかずもラーメンも野菜たっぷりなので、実はヘルシーなセットなのかも?
どうしてこんなにボリュームがあるのに1000円で提供できるんですか?「ほとんど、100%近く手作りだからですね。一から丁寧に作っていて作り置きはしていません。麺を買うぐらいで、あとは自分達で作っているので、味と量に自信があるんですよ」。なるほど! 企業努力とこだわりでこのボリュームとこの価格なんですね。

早速一口! タマネギのシャキシャキ、キクラゲのプルプルなどさまざまな食感に、ブラックペッパーと生姜がガッツリきいていて一気に食欲爆発。ゴハンをかっこみます。うっま~い! ニンニクの芽の余韻もいいっ! 元気になる食事をしているぞ、というテンションになっていきます。
そしてラーメン。こっちは塩味の清湯だからとてもスッキリ。生姜焼きの野菜と肉が暴れていた口の中の余韻をリセットしてくれます。こっちもうまい。麺が細麺だから、伸びないうちに麺を先に進めて、スープと生姜焼きで並走させようかな。頭の中で攻略法を組み立てていきます。

「一般の方は半ライスがいいと思いますね。知らないお客様には半ライスでお薦めしています。中にはゴハン大盛り+100円や麺大盛り+100円にする人もいますよ」と店主。ということは、おそらく1.6~1.8kg食べちゃうってこと? もはや一般的なセットの2人前ボリューム。おそらくこの店を張っていれば、広尾の大喰いさんが何人も見つかる気がします。
完食するためのアドバイスを店主に聞くと、「お腹を空かせてくることですね」とにっこり。ですよね~。ちなみに卓上には醤油、酢、ラー油、ホワイトとブラックのコショウ2つが置いてあるので、ちょっとお酢をかけてみるのもありかも。

日替わりセットはランダムにメニューが変わるとのことで、生姜焼きのほか、回鍋肉や青椒肉絲、油淋鶏なども人気とのこと。そしてゴハンは最近国産のいいお米に変えたばかり。なのでさらにゴハンが進むってことです。
ちなみに日替わりセットは小さい子供とならシェアOK。確かにパパママとちびっ子なら、2人とも大満足のボリュームだと思います。大人でもシェアできそうだけれど、1人1品注文で。もちろん、お腹を思いっきり空かせて、ですね。

暑い季節になったら冷やし坦々麺、棒棒鶏などを例年通り始める予定とのこと。また、夏にはフェイスタオルのプレゼントなどを行うときもあるそうです。冷やし坦々麺の辛旨でブワッと出た汗を、もらったフェイスタオルで拭けるのは夏らしくていいサービス! 夏が楽しみになってきます。
最初にコショウの辛さがきて、そこからちょっと野菜の甘みを感じて、最後にタレのコクが口の中いっぱいに広がる、中華風の生姜焼。そして鶏ベース&豚ゲンコツ由来、さっぱりしていながら深みのあるラーメン。さらにゴハン! 見事な調和の日替わり「Aセット」でした。
次回はチャーハンと半ラーメンの「炒飯セット」(960円)や15時以降にしか注文できない「屋台ラーメン」(550円)も気になります。他にも、「トマトチーズタンメン」(940円)とか、期間限定の「イカと肉とキノコピリ辛カキソースあんかけ飯」(930円)も早めに食べにこなければ。ボリュームはもちろん、メニューも魅力いっぱい。通いまくって常連になりたいお店でした!
(取材・文◎いしざわりかこ)