ボリュームがあるのにかわいい「生ドライキーマカレー・モンスター」1132g

目の前にやってきたのは、サラダに囲まれたラブリーな山。早速計測です。直径27.5cmの皿に、高さ約8cm、重さは1132g(器の重さは除く)。パプリカの黄色、プチトマトの赤、そしてアチャール(インド風の漬物)のピンクやオレンジがかわいらしさを演出しています。1132gもあるけど、かわいいだけで余裕でいけそうな気がするのが不思議。SNSでも人気でそう。
「10種類以上のスパイスをたっぷり使ったカレーです。スパイスをたっぷり使っていますが辛い食べ物が苦手な方でも食べることのできるマイルドなカレーですよ。辛いのが好きな方は卓上のチリパウダーをかけて辛さを調整できます」と話すのは、オーナーであり、生ドライキーマカレーの発案者、原田堅伍さん。

カレーを作る際に水は一滴も入れず、トマトジュース、隠し味にコーヒーを入れているそう。スパイスをふんだんに使っているけれど、生クリーム効果なのかとてもまろやか。カレーの肉は「超粗挽きの鶏の胸肉と豚肉を独自の配合で合わせています。存在感もあるし、食べ応えもありますよ」とオーナー。そしてお米は雑穀米。たとえ1.1kg超えでも、これはヘルシーなゴハンでしょ。背徳感からかなり離れたデカ盛りです。
この日のアチャールは、紫タマネギのマリネ、クミン入りキャベツのアチャール、チリパウダー入りタマネギのアチャールの3種。「チリパウダー入りタマネギのアチャールは蜂蜜入りでちょっとまろやかなんですよ」とスタッフさん。オレンジ色なのはハチミツ効果? いや、チリパウダー効果ですねおそらく。

そもそも、なんで1kg超えのメニューを作ったんですか?「元々、店名をキーマモンスターって名前にしたかったんですよ。そうなると、モンスターって何?ってことになるので、メニューにありますよ、ってことにしたんですね」。なるほど。店名ありきのデカ盛りだったんですね。
完食するためのアドバイスを聞くと「大体の人は食べられます。食べられるものなんですよ」とニッコリ。卓上には味変用に塩コショウ、チリパウダーなどが置いてあるので、それらをかけるのもいいし、生卵や温泉卵各+100円、チーズ+200円などトッピングを追加するのもおすすめとのこと。そしてスタッフさんイチオシは「アチャールを混ぜる!」程よい酸味がいいアクセントになるそうです。ちなみに、他のカレー店ではまず見かけない、ホイップ+100円というトッピングが。これも生クリーム入りのカレーならでは、ですね。

スパイスの香り華やか、そしてスパイシーなのに奥に甘みも感じる、唯一無二の「生ドライキーマカレー」。1132gもあったのに、気づいたら完食。おそらく、スパイス効果で旨みはしっかり感じるけれどくどくない、スッキリした美味しさだったからだと思われます。
実は要予約で、総重量2kg超え、生ドライキーマカレー・美桜鶏キーマカレー・MILKカレーの3つを味わうことができる「メガモンスター」(単品4600円、サラダ、ドリンクセットで5000円)もあるとのこと。シェアする場合は単品料金+人数分のセット料金でオーダーできるそうです。デカ盛りを注文してみたいけれど食べ切れる自信がない、という人は、何人かでシェアできるのはありがたい! 次回は、キーマカレー好きの友人を誘って「メガモンスター」に挑戦したいと思います!
(取材・文◎いしざわりかこ)