旨みの宝庫! 食通を唸らせる「ピーナッツバター」かき氷

待つこと数分。テーブルにかき氷が運ばれてきます。頼んだのは先ほど述べた通り、「ピーナッツバター」。のはずですが…やってきたのはココアパウダーがふんだんにかかったかき氷です。「えっ? チョコ味のかき氷が間違えてきた?」と困惑していたら、店長の安田さんがニンマリと「これがピーナッツバターなんです」と一言。
トップにはスライスアーモンド、周りにはココアパウダーがたっぷり。ふわりと軽い雪のような氷をおそるおそるスプーンですくってみると、とろ~りとピーナッツバターが出現しました。これは、超濃厚そう!

ピーナッツバターは自家製だけあって、濃厚だけど上品で美味しい。さらにスプーンで掘り下げていくと、驚きの「豆腐クリームチーズ」が出現しました。ピーナッツバターとココアパウダーのまったりとした味に、酸味の効いた“豆腐クリームチーズ”が混ざることでスッと甘さが引いてゆき、後味が爽やかになるから不思議です。

さらに中からお目見えしたのが真っ赤な「ベリーシロップ」。ココアパウダー、ピーナッツバター、豆腐クリームチーズときて、最後にベリーシロップの甘酸っぱさが加わり、最後まで奥深い味変を堪能しました。まさに一度食べたら忘れられない、記憶に刻まれる味わいです。
実はこのかき氷、店主の安田さんが「アメリカのサンドイッチをヒントに、食材の組み合わせを考えた」そう。それを聞いて、この濃厚かつ奥行きのある味わいに納得。最後には「美味しかった~」という感動とともに、一食食べ終えたくらいの満腹感におそわれました。