上品な甘さを生み出す秘訣は上質なカカオと匠の技

店内に足を踏み入れると、大きなショーケースが目に入ります。そこには全27種類のチョコレートがずらり。同店では2個入りから32個入りのボックスが用意されており、好きなチョコレートを選んで詰めてもらうスタイルです。

ニューオータニ店限定で販売されるのは、トリュフチョコレート「Noissettine<ノイスチン>」「Truffette<トラフェット>」「Furtive<フォーティブ>」の3種類。さらに、「Truffe coco<トリュフココ>」「Truffe amere<トリュフアメール>」「Amadine<アマディーン>」はニューオータニ店で先行販売されるそうです。

内覧会ではノイスチンとトリュフココを試食したのですが、ノイスチンはヘーゼルナッツが、トリュフココはココナッツの風味がふんわりと広がり、それでいてチョコレートのおいしさを上手く引き出してくれています。


海外のチョコレートは甘みが強いイメージでしたが、マダムドリュックのチョコレートを食べて驚いたのが、想像以上に後味がスッキリしている点です。マダムドリュックはメキシコに自社農園を持ち、「クリオロビーンズ」という希少品種のカカオを使用しています。バターはピュアバター、バニラはフレッシュという天然素材にこだわっているのも、この味わいを生み出す理由のひとつでしょう。

また、一部の工程を機械化するのみで、創業当初からのレシピを受け継いだ自社のトレーニングを受けた10~25人のショコラティエが手作りしているというのも大きな特徴です。日本には製造されてから36時間以内に空輸で運ばれてくるそうです。
創業当時から変わらないレシピのチョコレートも販売

マダムドリュックは1919年創業の老舗ですが、創業当初から変わらないレシピで作り続けている「1919」というダークチョコレートムースのチョコレートや、カカオが多めでちょっとビターな「Lady1」「Lady3」などのチョコレートが定番人気だそう。

せっかく100周年のタイミングで同店を訪れるなら、100周年記念として作られた風呂敷も要チェック。マリーの歴史のシンボルが描かれたこの風呂敷はプレゼントとしても喜ばれそうです。

マダムドリュックのチョコレートは自分へのご褒美としてはもちろん、手土産としてプレゼントしても喜ばれること間違いなし。職人技が光るチョコレートで贅沢なティータイムを楽しんでみてください。
●SHOP INFO

店名:マダムドリュック ニューオータニ店
住:東京都千代田区紀尾井町4-1 ホテルニューオータニガーデンタワー1F
TEL:03-6256-8889
営:11:00~20:00 ※季節により変動あり
休:不定休
https://madamedelluc.jp
●著者プロフィール
今西絢美
編集プロダクション「ゴーズ」所属。デジタル製品やアプリなどIT関係の記事を執筆するかたわら、“おいしいものナビゲーター”として食にまつわる記事も執筆中。旅先でその土地ならではのローカルフードを探すのが好きで、フードツーリズムマイスターの資格も持つ。