ビールが無限に飲める! 激辛「毛沢東スペアリブ」を『鉄板中華 青山シャンウェイ』で食べてきた

ビールが無限に飲める! 激辛「毛沢東スペアリブ」を『鉄板中華 青山シャンウェイ』で食べてきた
食楽web

 ヤバイぐらい辛い粉がかかっているのに、クセになる旨さのスペアリブがある、という情報を聞いて向かったのは、JR飯田橋駅から徒歩5分、神楽坂の坂の麓にある『鉄板中華 青山シャンウェイ 神楽坂店』。

 ヤバい粉がたっぷり、しかもクセになるって、どういうこと? 果たしてどれだけ辛いのか、そしてハマるのか、さっそく調査開始。来店して直ぐに、お目当ての「毛沢東スペアリブ」を注文します。

 お店によると、毛沢東スペアリブは「厳選された国産豚のスペアリブに唐辛子、揚げ葱、干しエビなどが配合された自家製の旨辛チップをまとわせた自慢の一品。人気テレビ番組『孤独のグルメ』では柔らか蒸し鶏の葱醤油、黒炒飯と共に紹介されております」とのこと。これは楽しみ。

毛沢東スペアリブ1本1382円(写真は2本)。スペアリブを覆い尽くすほどパウダーたっぷり!
毛沢東スペアリブ1本1382円(写真は2本)。スペアリブを覆い尽くすほどパウダーたっぷり!

辛さ:(5)★★★★★
痺れ:(2)★★

※編集部での評価です。(基準の一例として『蒙古タンメン中本』の普通は辛さ3、痺れ1)

 待つこと数分、テーブルの上にやってきたのは、オレンジ色の辛そうな粉がたっぷりまぶされた大きなスペアリブの塊! ななな、何ですかこれはっ! あまりのインパクトに思わず「これ、チャレンジメニューですか?」と確認したくなるほど。スペアリブと言われても、粉がかかりすぎて、巨大なオレンジ色の謎の辛そうな物体になっています。

食べるときは手袋がもらえるので、そのままかぶりつける。持ち上げてみるとこの豪快さ!
食べるときは手袋がもらえるので、そのままかぶりつける。持ち上げてみるとこの豪快さ!

「だいたい1つにつき200~250gの重さのスペアリブですね。ディナータイムなら1本から注文可能、ランチタイムは先着5本まで注文をお受けしています」と、店長の平野さん。基本的には1人1本で注文する人が多いとのこと。もちろんシェアするもOKです。

 塩や醤油で下味をつけたスペアリブを揚げて、辛いパウダーを付着させて作るこのスペアリブ。普通の唐辛子なら最低10本分は使っているとのこと。『辛いパウダー』の中身を聞くと「唐辛子、揚げ葱、干しエビ、エシャロット、あとは秘密」。だそう。知りたいっ!

 ということで、冷めないうちに一口! 辛いパウダー効果で最初はサクサク、そして豚肉のムチッとした美味しさがあとから広がります。辛いパウダーが前半で辛さを、そして豚肉が後から旨み汁をブワーッと出してくる感じ。辛いけれどうまいっ! 旨みが辛味に負けてない。今までのスペアリブの概念をガラッと変えてくれる、アメリカンなBBQスペアリブとは全然違う美味しさ。これはハマる。クセになるという噂、納得です。

たっぷりと辛いパウダー『毛沢東パウダー』をかけて完成
たっぷりと辛いパウダー『毛沢東パウダー』をかけて完成

 ちなみにこの辛いパウダー、店では“毛沢東パウダー”という名前です。カリッカリ、サクッサク。おそらくですが、唐辛子、揚げ葱、干しエビ、エシャロットのほか、ガーリックパウダーや、コショウ、クミンなどのスパイスもしっかり効いています。これは、口の中をすっきりリフレッシュできるお酒が欲しい、ということで「サッポロ黒ラベルのジョッキ」(680円)も追加注文。この辛さはビールに絶対合うっ!

 途中からスペアリブ⇒ビール⇒スペアリブと交互に食べ・飲み進めていきます。旨みがありつつ心地よい刺激のスペアリブに炭酸スッキリビールで、吹き出す汗も心地よくなってきます。ナイフやフォークも出してくれるけれど、このまま手袋でかぶりつきたいっ! ワイルドな気持ちもアップしていきます。

骨ギリギリまで食べて完食。お皿に残った大量の毛沢東パウダー。こんなにかかっていたとは!
骨ギリギリまで食べて完食。お皿に残った大量の毛沢東パウダー。こんなにかかっていたとは!

 気がついたらあっという間に完食。骨の周りについた肉もしっかり食べきり、改めてお皿の毛沢東パウダーを集めてみたら…。こ、こんなに? これをツマミにビールが5杯ほどいけるのでは? なんかこのまま下げられちゃったら勿体ない気がする…。

 と思っていたら、実はお皿に残った毛沢東パウダーは、希望すれば袋に入れて持ち帰りオッケー。お店の常連さんや辛いものマニアの人たちが喜んで持って帰るそうです。

希望者には毛沢東パウダーの持ち帰りも可能。家でも辛旨を楽しむべし!
希望者には毛沢東パウダーの持ち帰りも可能。家でも辛旨を楽しむべし!

 ちなみに、どんな風に楽しめばいいか聞いてみると、「冷奴や即席ラーメンにかけたり、唐揚げにまぶして食べるのがおすすめですね」とのこと。なるほど。ちょい足し系、味変系でこのパウダーがあれば、ワンランク上の辛味と旨みが楽しめそうです。

 辛くて旨くて量もたっぷりな毛沢東パウダーはたしかに“ヤバイぐらい辛い粉がかかっているのに、クセになる旨さ”。リピーターがじわじわ増えている、というのにも納得です。次回は毛沢東スペアリブ同様、店の看板メニューの「柔らか蒸し鶏の葱醤油(半羽)」(1680円~)や「湖南 黒チャーハン」(1200円)も食べたいなぁ。常連さんの中には黒チャーハンの上に、皿に残った毛沢東パウダーをかけて味わう、という人もいるそうです。

 ちなみにデザートの杏仁豆腐は、お客様の前に大きなボウルごと登場し、好きなだけ盛り付けてもらえる豪快デザート。辛さで痺れたからって、ガンガン盛り付けてもらうと、大変なことになるのでご注意を!

(取材・文◎石澤理香子)

●SHOP INFO

鉄板中華 青山シャンウェイ 神楽坂店

店名:鉄板中華 青山シャンウェイ 神楽坂店

住:東京都新宿区神楽坂2-6-1
TEL:03-5579-8988
営:11:30~14:00(L.O)、17:30~23:00(L.O.21:30)、日曜祝日11:30~14:00(L.O)、17:00~22:00(L.O.21:00)
休:なし