【吉祥寺グルメ】理髪店も併設する不思議なサンドイッチ店『The Daps Famous Hood Joint』でアメリカンな“男前サンド”を味わう

【吉祥寺グルメ】理髪店も併設する不思議なサンドイッチ店『The Daps Famous Hood Joint』でアメリカンな“男前サンド”を味わう
食楽web

●JR吉祥寺駅から徒歩約3分、不思議な空間で味わう“男前サンドイッチ”の魅力とは?

「ガッツリ、肉々しいサンドイッチを食べたい」と、常日頃思っている筆者には、知人から肉サンド情報が集まってきます。そのたびに実際に食べに行き、美味しいお店をストックしているのですが、今回、その中からみなさんにご紹介したいのは、吉祥寺にあるちょっと不思議な空間の肉サンドイッチ屋さんです。

 その名は、『The Daps Famous Hood Joint(ザ ダァプス フェイマス フード ジョイント)』。ちょっと長いので『The Daps』と呼ぶことにします。

 このお店、JR吉祥寺駅から徒歩約3分の、三鷹方面に向かう井の頭通り沿いにあります。

2021年7月にオープンした『The Daps(ザ・ダァプス)』
2021年7月にオープンした『The Daps(ザ・ダァプス)』

 全面ガラス張りの店内を歩道から覗いてみると、中は赤いレンガが積み上がった不思議な空間。紹介してくれた友人によると、「ニューヨークのハーレム地区に建つレンガ作りの古い建物(ブラウンストーン)をイメージしてるらしい」とのこと。しかも「店の奥に床屋があるんだよ」と言うのです。

 よくよく覗いてみると、お客さんが階段状に積み上がったレンガの上に座って、楽しげにサンドイッチを食べながら会話しています。その先には、あの昔ながらの床屋さんのサインポールが……確かに床屋さんがある! なんとも不思議です。

レンガの段差に座って正面を見ると、大きなスクリーンモニターがあり、そこにNYの街が映し出されていました
レンガの段差に座って正面を見ると、大きなスクリーンモニターがあり、そこにNYの街が映し出されていました

 さっそく中に入ってみると、英語のラジオがかかっていて、完全にアメリカンな雰囲気。入口すぐの場所に四角いカウンターキッチンがあり、そこで注文するシステムです。

 前に並んでいる外国人客が、スタッフと楽しげに英会話中。奥にはDJブースがあったり、棚にはポップなドリンクがずらり。入店しただけでテンションが上がります。

入り口入ってすぐの場所で注文します。その後ろに小さな厨房があります
入り口入ってすぐの場所で注文します。その後ろに小さな厨房があります

 しかし、筆者の順番になってメニューを見ると……なんとメニュー名も説明書きもすべて英語オンリー。英語が苦手な筆者は、スペルを読むのに精一杯です。ただ、どうやら1番上の「オーセンティック・チョップド・チーズサンドイッチ」がここのオススメのよう。

 さらにじっくりスペルを追っていくと、見覚えのあるサンドイッチを発見しました。

『The Daps(ザ・ダプス)』のサンドイッチメニューは6種類。2番目にあるのが「フィリー・ウィリー・チーズ・ステーキ」1350円
『The Daps(ザ・ダプス)』のサンドイッチメニューは6種類。2番目にあるのが「フィリー・ウィリー・チーズ・ステーキ」1350円

 それがメニューの2番目にあった「フィリー・ウィリー・チーズ・ステーキ」。“フィリー”とはアメリカのペンシルベニア州フィラデルフィアのこと。中身は炒めた薄切りの牛肉、タマネギ、チーズをロングバゲットに挟んだシンプルなサンドイッチです。

 筆者は以前、NYを旅行したとき、このサンドを食べた経験があります。美味しくて感動したんですが、日本で食べたいと思ってもなかなかこのサンドイッチを出す店に出会えないのを残念に思っていたこともあり、これに決めました。

 ちなみに、お店オススメの「オーセンティック・チョップド・チーズサンド」は、お店の方がNYに住んでいたときにハーレム地区で働いていた店のレシピを再現しているそう。トーストしたパンに、グリルドビーフとチェダーチーズ、トマト、タマネギをサンドしています。

 どちらも食べたくて心がゆらぎますが、今回は「フィリー・ウィリー・チーズ・ステーキ」を注文しました。