1日300個が売り切れるちまきの魅力とは?

店内でいただくなら、600円のバイキングと300円のちまきのセット注文がおすすめ。バイキングは常時10種類程度の菜食メニューとスープが食べ放題です。
最初は味が薄いと感じる人もいるかもしれませんが、二口、三口と進むにつれ素材の滋味深さが体に沁み渡ります。

昆布や椎茸の出汁が効いた野菜スープは、動物性のうま味が入っていないことに何の不足も感じません。

大人気のちまきは1日300個作っても売り切れるほど。台湾から取り寄せる干し椎茸や大豆ミートがたっぷり入った大きなちまきです。

「笹の葉も台湾から(仕入れている)。台湾のものを使わないと、この味にならない」川上さんはそう言います。
米を炊く、ピーナッツを蒸す、笹の葉をお湯で戻す、具材を調味する。仕込みから完成までに2日を要し、全ての工程は手作業で行われます。

「食べる人に笑顔になってもらいたい」
川上さんが丁寧に食材と向き合う姿を見ていると、その想いがひしひしと伝わってきます。一つひとつの工程に込められた愛情が、言葉を超えて語りかけてくるようです。
![包んだ後に味が染み込むことを計算し、ご飯の硬さや具材の味付けを調整。一つ一つ丁寧に包む[食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2025/06/20250629-kintsubo07.jpg)
そして料理の味わいもさることながら、川上さんの温かな眼差しや口調も絶大な癒しポイント。初めての訪問でも、通い続けてきた友人のように優しく迎え入れてくれます。
「またここに帰って来たい。この味に癒されたい」そんな気持ちになれる朝ごはんを知ってしまったら「最終日は金壺食堂を目当てに那覇に泊まる」、それが沖縄旅の定番になること間違いナシでしょう。
●SHOP INFO
金壺食堂(きんつぼしょくどう)
住:沖縄県那覇市壺屋1-7-9
TEL:098-867-8607
営:8:00〜15:00(14:30LO)
休:木曜
※日曜はちまきのテイクアウト販売のみ(8時〜12時)