初めてならまずは名物「山本のハンバーグ」を注文

あっつあつの器で運ばれてきたのは、想像していたより大きなハンバーグ。八丁味噌と和風出汁を合わせて作ったデミグラスソース、クリーミーなスフレ食感のソースがたっぷりかかっています。デミグラスソースは味が濃すぎず酸味も少ない優しい味わいなので、そのままごくごく飲めますよ。
牛ひき肉は国産で、牛肉の部位を全て食べ比べして、お肉屋さんと一緒にいちばんおいしいバランスでひき肉を配合し、豚ひき肉は北海道の銘柄豚「夢の大地豚」を使用。毎朝新鮮なひき肉をその日の分だけ、愛情をかけて練り上げているそう。
食べると瞬く間に口の中にお肉の旨みが広がります。やわらかすぎず程よい肉感がありながら、ふんわりとした食感が良い!

これまで食べたどんなハンバーグよりご飯がすすみます。和風の味付けだからでしょうか、平皿ではなくお茶碗のご飯がよく合う味。ご飯との相性を考えてハンバーグの定番スパイスであるナツメグを使わず、代わりに長ネギやエノキを入れているのだとか。味噌を使ったソースとの相性も最高です。オーソドックスのようで新しいハンバーグです。
ここでしか食べられない「キムチーズハンバーグ」

珍しいハンバーグを食べたいという人におすすめなのがこちら。具だくさんのチゲスープにハンバーグを落とし、上からたっぷりのチーズをかけた一品です。
チゲとハンバーグがこんなに合うなんて新しい発見! チゲの辛味と酸味が、肉の甘みと旨みを引き立て、よりハンバーグの味が強くなるんです。
![スープにたっぷり絡めて召し上がれ [食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2024/05/20240531-yamamotobarg07.jpg)
このメニューの醍醐味はシメ。ハンバーグを食べたあとはセットのご飯を入れて雑炊風にします。お肉の旨みが滲み出たチゲスープはいうまでもなくご馳走。ぜひお試しあれ。
自家製食べるラー油で、ご飯無限おかわり

見逃しがちですが、実はテーブルの小さな壺の中には、絶品食べるラー油が入っています。
ハンバーグに食べるラー油に、ご飯が足りない……? 心配いりません。ご飯は食べ放題です。しかも減化学肥料、減農薬で栽培された特別栽培米で、食味が最高ランク特Aの「ひとめぼれ」。隣のテーブルの男性2人組は大盛りで3杯おかわりしていました。大きな胃袋が羨ましい……!
調査結果

味もさることながら接客が印象的でした。事前に「まもなくハンバーグをお持ちします」と伝えにきてくれたり、何を聞いても笑顔で答えてくれたり。お箸を落としてしまった際は、振り返ったらすでに代わりのお箸を持ったスタッフさんが立っていて驚きました。あの忙しさでこのホスピタリティは本当に素晴らしい。働く皆さんの優雅な振る舞いのおかげで、満席でも忙しない雰囲気はなく、ゆっくり気持ちよく食べられます。味よし、コスパ良し、ホスピタリティ最高と、行列ができるのは当然のお店だと思います。
(撮影・文◎佐々木舞)
●SHOP INFO
山本のハンバーグ 吉祥寺店
住:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-13-4 1F
TEL:0422-27-2761
営:平日11:00~15:30、17:00~22:00 土日祝11:00〜22:00
休:なし
https://www.yamahan.tokyo/