揚げ方やパン粉を調整した2種類のアジフライに舌鼓

オーダーから数分で運ばれてきた「食べ比べアジフライ定食」。黄金アジフライはこんがりキツネ色。スタンダードなアジフライという印象です。一方のプラチナアジフライはビックリするほど白く、なんだか美しい!店主によると、「白い衣×黄金アジ=白金(プラチナ)」ということでこのネーミングになったんだとか。

まずはそのプラチナアジフライからいってみましょう。ひと口食べて、再びビックリ! 食べ慣れたアジフライとはまるで違う食感です。衣に油感がなく、サックリ、フンワリした爽やか&軽やかな歯ざわりです。こんなアジフライは初めて!
アジの味が(ややこしい…)ゆったりと上品に口の中に広がります。黄金アジフライはザ・王道のアジフライ。カリッとした衣の食感が郷愁を誘うような安定の旨さ。やはり魚フライの王様はアジフライだと、あらためて気づかされます。どちらも旨いので、交互に食べるのがよさそうです。

味変用にタルタルソース、おろし山葵が一緒に提供されます。そしてテーブルには醤油、塩、ソースが。筆者のお気に入りは塩。旨みのある塩で、アジフライの旨さが際立ちます。また、タルタルソースはタマゴ感がしっかりしていて、ちょっと洋食風な味わい。そして意外だったのがソース。フルーティーな甘さのあるソースで、これまた相性バツグンです。
ちなみにご飯のお米は富津産コシヒカリ。これが炊き具合も絶妙で、ほどよい粘りと歯ごたえ、そして甘みがあって実に美味。白飯好きな筆者は、おかずナシでこのご飯をドンブリ1杯は軽く平らげる自信があります。

ご飯になめろうをのせて食べても絶品でしたが、お酒のアテにも絶対アリ。次回は居酒屋として営業するディナータイムにお邪魔して、お酒と一緒に楽しみたいと思います。
(取材・文◎松本壮平)