ソースなしでも抜群のウマさ!

メニューを見ると、トンカツだけでなく生姜焼きやハンバーグ、からあげなどのお肉メニューが充実しています。おつまみメニューも豊富で、昼も夜も楽しめそうなお店です。
今回、注文した「特選極厚ロースかつ定食」(1529円)は茨城県の常陽牧場から直送の厳選された純国産豚ロースを使用しているとのこと。ご飯、豚汁、漬物とともに登場したトンカツ、まぎれもなく“極厚”です!

その厚みは4~5cmほどもあり、定食屋さんなどで見るトンカツの2倍はありそうな印象。ドッシリと横たわる黄金色のその姿たるや、食べずにしばらく眺めていたくなりますが、まずは何もつけずにいただきます!

いざガブリとかぶりつくと、粗めの生パン粉にこだわっているという衣はサックリ爽やかな食感。分厚い肉は、歯を入れるとさらにその厚さを実感できます。上下の前歯が肉を越えて出会うまでにけっこうな時間がかかるほどの厚み。肉の旨みをしぼり出すような弾力に、さらにその厚みを感じてしまいます。脂身には甘みがあって、これまた美味!

このままでも十分に美味しいのですが、ソースを軽くかけると肉の旨みがさらに際立ちます。甘辛くフルーティーなソースは、さっくりとした衣とも相性抜群。さわやかな味に変化します。

あきたこまちのご飯とは無敵のコンビ!
トンカツの旨さは言うに及ばず、秋田県大潟村から直送されるあきたこまちを使ったご飯がまたウマいこと! モッチリした歯ざわりと舌ざわり、そして適度な粘りとほのかな甘み。これぞニッポンのお米といった味わいで、軽く2~3杯は食べられそう。

当然ながら、トンカツとの相性も最高。ソースのかかったトンカツと交互に食べ進めれば、箸もアゴも止まりません。まさに無敵のコンビネーションです。なお、お米の量は注文時に150g、200g、300g、400g、500gから無料で選択可能です。
気が付けば、あっという間に完食。最初はその巨大なビジュアルに圧倒され、これはお腹にドスンとくるだろうな、と覚悟していたのですが、それはまったくナシ。肉のウマさに満足感をもらい、ボリュームにパワーをもらえました。夏のスタミナ料理としてこれは最高かもしれません。
ちなみにこの極厚ロースかつ、丼にもできるほか、「豚一本ひれかつ」や「リブロースかつ」なども定食や丼で楽しめます。豪快&ボリューミーなカツを美味しいご飯と一緒にかきこむシーンを想像し、また近いうちに立ち寄りたくなりました。
(取材・文◎松本壮平)