地酒、鮒ずし、近江牛。滋賀のご当地の味覚が満喫できる「ここ滋賀」が東京・日本橋にオープン

レストランでは近江牛や鮒ずしを地酒と一緒に堪能

 2階のレストラン「日本橋 滋乃味(じのみ)」では、滋賀ならではの、近江牛、鮒ずし、近江米みずかがみなどを使用した食事が楽しめます。今回は「近江牛のローストビーフ」「飯(いい)とパクチーのカプレーゼ」「鮒ずし」の滋賀食3点盛りと、みずかがみのおにぎりをいただきました。

今回は試食用のメニューだが、実際はそれぞれをアラカルトで注文する。また、5,000円と8,500円のコースも用意されている。
今回は試食用のメニューだが、実際はそれぞれをアラカルトで注文する。また、5,000円と8,500円のコースも用意されている。

 近江牛は噛めば噛むほどに肉の味が口いっぱいに広がり、さすが三大和牛のひとつだけあります。筆者もこれまで食べたことがなかった鮒ずしは、酸味だけでなく旨みもしっかり感じられ、これは吟醸酒と合わせたくなる味です。鮒ずしというと臭いというイメージでしたが、嫌な臭みは一切ないので、上手く調理されているのだと思います。そして、鮒ずしを漬けるときに使った発酵したごはん「飯(いい)」は、思いのほか酸味がさっぱりしていて、カプレーゼとして食べるのにぴったり。こんな食べ方は初めて知りました。

 この日は藤居本家の「旭日(きょくじつ)」という純米吟醸をいただいたのですが、しっかりとした米のコクが感じられて、昔ながらの地酒という感じがします。滋賀県産の酒造好適米「吟吹雪」で醸したお酒だそうで、やや辛口なので食事によく合いました。

藤居本家は1831年創業の老舗の酒蔵。近江湖東に連なる鈴鹿山系を源とする愛知川の伏流水を使用している。
藤居本家は1831年創業の老舗の酒蔵。近江湖東に連なる鈴鹿山系を源とする愛知川の伏流水を使用している。

 もちろん、これ以外の日本酒や地ビール、ワインなども提供されており、多くが滋賀県産のものとなっています。こんなに滋賀の味覚を楽しめる場所が東京にあることに驚かされるに違いありません。

 滋賀県出身の人にとっては懐かしい、それ以外の人にとっては新たな発見ができる「ここ滋賀」。まずは一度足を運んでみて、滋賀の良さを探してみましょう!

(取材・文◎今西絢美)

●SHOP INFO

ここ滋賀 外観

店名:ここ滋賀

住:東京都中央区日本橋2-7-1
TEL:03-6281-9871
営:マーケット・総合案内10時~20時、地酒バー10時~23時、レストランランチ11時30分~14時、ディナー18時~23時、屋上テラス10時~23時休:なし
休:12月31日~1月3日
http://cocoshiga.jp/