“意識高い系”な完全栄養食「BASE PASTA」シリーズを実食! 話題の「BASE RAMEN」はどんな味?

麺を茹でて付属のパスタソースをかけるだけでOK

 BASE PASTAにはお試しセットが用意されています。今回紹介するのは、以前販売されていたセットなので、現在販売されているものとはセット内容が少し異なります。

ベースパスタ2袋(フェットチーネ)、トマトソース、ジェノベーゼソースがセットになっていた以前のお試しセット。現在のお試しセットは内容が異なり、ベースパスタ2袋(フェットチーネ/細麺)、今井シェフ特製ポモドーロソース、こだわりの塩とオリーブオイルがセットになって980円(税込)でオンラインで購入可能。ただしお試しセットは初回のみ注文できる
ベースパスタ2袋(フェットチーネ)、トマトソース、ジェノベーゼソースがセットになっていた以前のお試しセット。現在のお試しセットは内容が異なり、ベースパスタ2袋(フェットチーネ/細麺)、今井シェフ特製ポモドーロソース、こだわりの塩とオリーブオイルがセットになって980円(税込)でオンラインで購入可能。ただしお試しセットは初回のみ注文できる

 BASE PASTAは、栄養士が食事指導に使う「食事摂取基準」をもとに、バランスを計算して作られています。パスタといえば糖質が高い食品ですが、BASE PASTAなら糖質を抑えながら、1食で1日に必要な栄養素の3分の1が摂取できるそうです。

普通のパスタとは違い、小麦全粒粉、チアシード、真こんぶの粉末が練り込まれているので麺が茶色い。香りが独特で、穀物とこんぶの香りが混ざり合っている。写真は以前のバージョンで、最新バージョンの麺とは少し見た目が異なる
普通のパスタとは違い、小麦全粒粉、チアシード、真こんぶの粉末が練り込まれているので麺が茶色い。香りが独特で、穀物とこんぶの香りが混ざり合っている。写真は以前のバージョンで、最新バージョンの麺とは少し見た目が異なる

 食べ方は簡単で、フィットチーネタイプなら2分間、細麺タイプなら1分間熱湯で茹でます。お湯を切ったらお皿に盛り付け、別に温めておいたパスタソースをかけるだけで食べられるんです。

熱湯で茹でた麺にパスタソースをかければ完成。麺だけでも販売されているので、自分でスープパスタやクリームパスタを作ってもいい。麺は1袋390円で、4袋単位での販売となっている
熱湯で茹でた麺にパスタソースをかければ完成。麺だけでも販売されているので、自分でスープパスタやクリームパスタを作ってもいい。麺は1袋390円で、4袋単位での販売となっている

 実際に食べてみると、麺は噛みごたえがあり、パスタというよりは蕎麦に近い印象を受けます。味わいも非常に独特で、パスタの味を期待して食べるとがっかりするかもしれませんが、別の料理だと思って食べると、これはこれでおいしく思えてくるはず。

麺は想像以上に昆布の味を感じる。少しボソボソした感じもするが、パスタソースと合わせることで「これもアリかな」と思えた。ただし、継続して食べるなら味のバリエーションが必要だ
麺は想像以上に昆布の味を感じる。少しボソボソした感じもするが、パスタソースと合わせることで「これもアリかな」と思えた。ただし、継続して食べるなら味のバリエーションが必要だ

即席タイプはオフィスでのランチにぴったり

 オフィスなどで麺を茹でるのが難しいなら、即席カップパスタ「BASE PASTA quick」を選ぶといいでしょう。味は「濃厚エビクリーム」と「バジル香りジェノベーゼ」の2種類で、カップに入った麺にお湯をかけて3分待つだけで作れます。

「BASE PASTA quick」は1食590円で、6個単位での購入となっている。筆者が購入した際は麺とソースのみが入っていたが、現在はトッピング付きにリニューアルしている
「BASE PASTA quick」は1食590円で、6個単位での購入となっている。筆者が購入した際は麺とソースのみが入っていたが、現在はトッピング付きにリニューアルしている

 濃厚エビクリームを食べて感じたのが、この麺には比較的濃いめの味付けのソースが合うということ。ネットでの評判を見ていると、濃厚エビクリームよりもジェノベーゼのほうがおいしいという声もありましたが、個人的には濃厚エビクリームもエビの旨みが活きていておいしく感じました。

以前は具がないので見た目が地味だった。トッピングがあれば多少見栄えは良さそうだ。栄養価は変わってしまうが、塩ゆでしたブロッコリーを足して食べてもいいかもしれない
以前は具がないので見た目が地味だった。トッピングがあれば多少見栄えは良さそうだ。栄養価は変わってしまうが、塩ゆでしたブロッコリーを足して食べてもいいかもしれない

麺のアップデートで「BASE RAMEN」が登場

 2018年12月10日に発売されたばかりの「BASE RAMENセット」は、『ラーメン凪』とのコラボにより誕生しました。今回、BASE PASTAに3度目となる改良を加えたことで、パスタだけでなくラーメンとしてもおいしく食べられるようになったそうです。

「BASE RAMENセット」(980円)は、細麺のBASE PASTA2袋、豚骨醤油スープ、ラーメン凪監修のすごい煮干スープがセットになっている
「BASE RAMENセット」(980円)は、細麺のBASE PASTA2袋、豚骨醤油スープ、ラーメン凪監修のすごい煮干スープがセットになっている

 改良された麺は、よりもっちりして切れにくく、内容量を調整しています。1食に必要な29種類の栄養素はそのままで、カロリーと糖質をより抑えたそうです。また、以前はプチプチの食感を楽しむために粒のまま練り込んでいたチアシードが粉末になったのも大きな変化といえます。

以前は麺にチアシードの黒い粒が見えていたが、粉末になったことで普通の麺に近い感じがする
以前は麺にチアシードの黒い粒が見えていたが、粉末になったことで普通の麺に近い感じがする

 まずはラーメン凪監修のスープから。熱湯240ccのお湯でスープを薄め、茹でた麺を入れ、最後に付属の粉末をかければ完成です。

今回はコンビニでチャーシュー、ほうれん草、ゆで卵を調達してトッピングした。食べる前から煮干しの香りが食欲をそそる
今回はコンビニでチャーシュー、ほうれん草、ゆで卵を調達してトッピングした。食べる前から煮干しの香りが食欲をそそる

 ひと口食べてみると、想像以上にスープにパンチが効いています。健康志向のラーメンはスープが薄味のイメージがあるので、このこってりさはすごい! スープはとろみがあるので、麺にもよく絡みます。

 ラーメンの麺とは別物なのですが、スープの味がこれだけ強いと、ラーメンを食べているような気分になります。以前パスタとして食べたときよりも麺のボソボソ感は格段に減っており、BASE PASTA特有の香りもそこまで気になりません。以前の麺を食べて「BASE PASTAは無理かも」と思った人でも、これなら食べられるはず!

コシのある蕎麦に近く、以前の麺よりも格段に食べやすくなっている。スープには20種類以上の煮干しをブレンドし、1杯あたり60g以上の煮干しを使っているそうだ
コシのある蕎麦に近く、以前の麺よりも格段に食べやすくなっている。スープには20種類以上の煮干しをブレンドし、1杯あたり60g以上の煮干しを使っているそうだ

 豚骨醤油スープのラーメンも食べてみましたが、先ほどのラーメン凪のスープが濃厚だったので、こちらは少し物足りないような気がしました。豚骨、鶏ガラ、昆布、椎茸などのうまみをぎゅっと濃縮したスープで、健康的な豚骨醤油ですね。

一般的な豚骨醤油ラーメンは脂っこさがあるが、このスープは見た目よりもあっさりしている。野菜炒めを追加して食べでも良さそう
一般的な豚骨醤油ラーメンは脂っこさがあるが、このスープは見た目よりもあっさりしている。野菜炒めを追加して食べでも良さそう

 BASE PASTAなら必要な栄養素がきちんと摂取できるというのが最大の強み。また、パスタとラーメンの両方を食べて感じましたが、腹持ちがいいのもこの麺のいいところです。1食分が1袋になっているので食べ過ぎる心配もないですし、「これだけで足りるかな?」と最初は心配だったのですが、食べ終える頃にはお腹がいっぱいになるので、間食を減らせそうな気がします。

 ひとつ問題を挙げるとすれば、長期的に続けるにはコストがやや高めということでしょう。とはいえ、糖質を控えた食事を意識する人が多いこの時代。大好きなパスタやラーメンを食べるときの罪悪感をできるだけなくし、ストレスなく健康的な食生活を送りたい人にとっては、BASE PASTA&BASE RAMENは心強い味方になること間違いなしです!

●DATA

ベースフード

https://basefood.co.jp/

●著者プロフィール

今西絢美

編集プロダクション「ゴーズ」所属。デジタル製品やアプリなどIT関係の記事を執筆するかたわら、“おいしいものナビゲーター”として食にまつわる記事も執筆中。旅先でその土地ならではのローカルフードを探すのが好き。