【保存版】 老舗『鈴廣かまぼこ』で“料理ど素人”でもできる「かまぼこの飾り切り」を教えてもらった!

2023年の干支でめでたい「ウサギの飾り切り」

正月らしく、干支の飾り切り。可愛くて食べるのが勿体無い~
正月らしく、干支の飾り切り。可愛くて食べるのが勿体無い~

 最初は、2023年の干支でもあるウサギの形の飾り切り。ピンクのかまぼこの方が、色の違いがあるので、ウサ耳の厚さが均等になって作りやすいです。

作り方

1.かまぼこを12~13mmの厚さに切り、ひっくり返して、かまぼこの背を包丁で半分ぐらいまでむく

2.薄く切ったところの端にストローを刺してウサギの目部分を作る。さらに、背のピンクの部分を縦半分に切り、耳が2つあるようにする

3.ウサギの顔になる部分にもストローを刺してくりぬき、先ほど切ったピンクの部分を目として入れる。耳の部分を内側に織りこみ、くるんと先端を挟んだら完成

3カ所切るだけで一気に華やか「蝶々の飾り切り」

複雑に見えて、実は3カ所切るだけ。触覚部分は最後にパカっと開いて
複雑に見えて、実は3カ所切るだけ。触覚部分は最後にパカっと開いて

 薄いので、ちらし寿司やサラダなど大皿料理に飾ると一気に華やかになる「蝶々の飾り切り」。春らしさいっぱいになりますよ。

作り方

1.かまぼこを10mmぐらいの厚さに切り半分に。半分に切った部分を下にして、下を3~5mm残すぐらいまで切れ目をいれる

2.かまぼこを寝かせて、蝶々の触覚部分を作るため、半分に切った面から2~3mm下を3~5mm残すぐらいまで切れ目をいれる

32で入れた切れ目の反対側から3mmぐらいの切れ目を入れる

4.かまぼこを開き、3の部分をひっくり返すような形で立体的にすると蝶々の形に

お雑煮に入れると決まる! 定番の飾り切り「結びの飾り切り」

昔からある定番の飾り切り。複雑な形に見えるけれど、実は尻尾を交差して引っ張り出せばオッケー
昔からある定番の飾り切り。複雑な形に見えるけれど、実は尻尾を交差して引っ張り出せばオッケー

 オードブルとしてはもちろん、お雑煮など汁物に入れてもかわいい「結びの飾り切り」。「古くから吉祥結び、叶結びなど、人々はさまざまな結び飾りを作ってきました。結うという行為の中で、願いやお祝いの気持ちを込めてきたのかと思います」と奥村さん。今年こそ縁結びを! と期待するならこれでしょう。

作り方

1.かまぼこを15mm程度の厚さに切り、上と下に違い違いの切り込みを入れて、さらに真ん中にも切り込みを入れる

2.上と下の切り込んだ端を、真ん中の切り込みにたがい違いに通してクロスさせる

3.両端を引っ張り出せば完成!

薄く切って重ねるだけ!「バラの飾り切り」

スモークサーモンのバラと同じやり方。刺身やサーモンと一緒に飾ればゴージャスな花束になるかも!?
スモークサーモンのバラと同じやり方。刺身やサーモンと一緒に飾ればゴージャスな花束になるかも!?

 最後は、薄く切ってくるくる巻いて作るバラの飾り切り。花びらの数は好みで! 厚く切ってしまうと、ブルンとかまぼこが反発? して巻きにくくなるため、なるべく薄めに切るのがポイントです。

作り方

1.かまぼこを2ミリ程度の薄切りにする

2.交互にくるくる巻いて、底部を楊枝で止めて完成!

調査結果

「かまぼこを切る際は、包丁を濡らしてから切ると切りやすいですよ」とカット時のアドバイスも教えてくれた奥村さん。確かにこれなら、料理ど素人でも簡単に、立体的でおしゃれな飾り切りが作れそうです。

 もし失敗したら、細かく切ってチャーハンの具にしたり、細切りにしてサラダにあえちゃえばOK! もちろん、そのままで食べても美味しいです。年末年始は美味しいかまぼこを可愛らしく切って、おめでたい正月を迎えましょう!

●DATA

鈴廣かまぼこの里外観

店名:鈴廣かまぼこの里

住:神奈川県小田原市風祭245
TEL:0120-07-4547
営:9:00~18:00(施設により異なる)
休:1/1(12/31(土)は17:00まで、年始は2023年1/2(月)9:00よりオープン)

鈴廣かまぼこ

https://www.kamaboko.com