日本酒のプロが厳選! 2023年の正月三が日に飲みたい「絶品日本酒」5選

名酒蔵が令和世代に贈る新時代の日本酒「越乃寒梅 純米吟醸 浹(Amane)」

「越乃寒梅 純米吟醸 浹(Amane)」1杯350円、720ml 1760円
「越乃寒梅 純米吟醸 浹(Amane)」1杯350円、720ml 1760円

 新潟県の『石本酒造』が造る「越乃寒梅」といえば、1960年代に巻き起こった地酒ブームに火を着けた銘酒中の銘酒。そして2022年11月にリリースされたばかりの「越乃寒梅 純米吟醸 浹(Amane)」は、昭和の時代から愛され続ける「越乃寒梅」のイメージを一新、令和世代をターゲットにつくられた日本酒で、シリーズの中で最も柔らかい味が特徴。

「越乃寒梅は、常温で美味しく飲めるようにつくっていますが、『浹』は軽く冷やして飲むのがオススメ。和洋中、どんな料理にも合わせやすいです。幅広く合うので、品数の多いおせち料理に合わせるのにもってこいですね。度数も低いので、ダラダラ食べながら、ダラダラ飲むのに最高なお酒です(笑)」(今さん)

 淡麗辛口の淡くて繊細なイメージを崩すことなく、柔らかさも感じられる逸品で、アルコール度数は14度。日本酒を飲み慣れていない人も美味しく飲めるハズ。

あずきバーの井村屋が本気で造った日本酒「福和蔵 純米吟醸」

「福和蔵 純米吟醸」1杯500円、720ml 2200円
「福和蔵 純米吟醸」1杯500円、720ml 2200円

 最後は、三重県にある『VISON(ヴィソン)』という複合リゾートの敷地内にある『福和蔵(ふくわぐら)』の「福和蔵 純米吟醸」。手掛けるのはなんと「あずきバー」で有名な井村屋。こちらが2021年から発売している日本酒がこちらです。ガス感があって軽快で、甘みと酸味の均整が取れていて、香りはヨーグルトのような、酸味の中にまろやかな乳っぽい感じが漂います。

「全体的にバランスが良く、純米吟醸らしい味。主張もありつつ協調性もあるので、幅広い料理に合います。ジューシーな感じや甘みと酸味のバランスが良いので、こたつでぬくぬくしながら、みかんと合わせると面白いかもしれません。冷やで飲むのがベストですが、冷やし過ぎないほうが味をしっかり感じられますよ」(今さん)

2023年の日本酒シーンはどうなる?

食楽web
食楽web

 最後に2023年の日本酒シーンはどうなるのか、展望を今さんに聞いてみました。

「いま、アッサンブラージュという、既存のお酒をブレンドするワインの技法が日本酒業界でも注目され始めています。意欲的な組み合わせへの挑戦によって、ただ醸すだけでは造れない新しい日本酒がどんどん誕生しているんです。ぜひ一度味わってみてください」(今さん)

まとめ

 というわけで、2023年にダラダラ飲みたい日本酒をご紹介してきましたが、「これだ!」と思える一本が見つかったでしょうか? 今回ご紹介した日本酒も含め、『名酒センター』では、全国から集めた銘酒の試飲・販売はもちろん、通販(※一部商品を覗く)も行っています。特別な日に、普段とはひと味違う一杯が飲みたい人はぜひチェックされたし。

●SHOP INFO

名酒センター 御茶ノ水店外観

店名:名酒センター 御茶ノ水店

住:東京都文京区湯島1-2-12 ライオンズプラザお茶の水1F
TEL:03-5207-2420
営:12:00~20:30、土曜、祝日12:00~22:00(フード、ドリンク閉店30分前LO)
休:月曜(他不定休あり)
https://nihonshu.com/
※価格は全て税抜