【京都グルメ】祇園の天ぷら屋『天周』で味わえる安くてデカい魅惑の天丼とは?

大きな穴子がドンドンと乗った『天周』の「穴子天丼」

「穴子天丼」1450円
「穴子天丼」1450円

 目の前に運ばれてきた「穴子天丼」には、立派な穴子天がドドンと4本のった大ボリュームな一皿。メインの穴子天は衣がフワッ、サクッと軽やかで、一口かじると香ばしい旨味が口の中に広がります。衣の中の穴子はフワッと柔らかいだけでなく、ムチっとした弾力ある食感となっています。

 衣とごはんには甘み抑えめの丼つゆが掛かっていて、穴子という素材の持つおいしさを、あくまでシンプルに引き出した天丼となっています。

 スタンダードにおいしい天丼ですが、味変アイテムとして抹茶塩や山椒、追加の丼つゆがあってカスタムが可能となっています。

 4本もあった穴子も気が付けばペロリ。京都の祇園でお腹いっぱい天丼を食べるという貴重な体験のランチとなりました。

さらなるボリューム!「かき揚げ天丼」

「かき揚げ天丼」1800円
「かき揚げ天丼」1800円

『天周』では「穴子天丼」のほかに、「かき揚げ天丼」も人気メニュー。こちらはさらにボリューム満点ということをお店の人に聞いたのですが、お昼前後には売り切れることが多いそうなので、後日改めて食べに行ってきました。

 オープン直後の11時すぎにお店に到着し、「かき揚げ天丼」があることを確認して入店。すると、かき揚げの大きさを暗に物語る取り皿がまず登場し、期待が高まります。

 しばらくして、「かき揚げ天丼」が到着。わらじ型のかき揚げは、丼から見事にはみ出しています。

 あまりの迫力にまず、はみ出た部分を折って取り皿へ移動。それではいただきます。サックサクのかき揚げは、あまりにボリューミーで分厚さも想像以上。

 カリッとしたかき揚げは具材も豊富。まず定番となるプリッとした小エビを発見しましたが、ほかにも野菜がいろいろと入っています。玉ねぎなどメジャーな具材に混ざってカボチャとサツマイモも混在。

 カリッ、サクッ、プリっとした食感の間にホクっとした舌ざわりと自然な甘み、さらなるボリューム感がプラス。具材の魅力をシンプルに味わう「穴子天丼」とは対照的に、具材の混在感を堪能する「かき揚天丼」となっています。

 具材によって一口ごとに変わるかき揚げの食感を楽しみつつ、食べ終わる頃にはお腹いっぱい。ものすごい満足感に包まれました。

調査結果

 お店を出たのは12時少し回ったくらいでしたが、すでにかき揚げは売り切れ。ボリュームとクオリティを考えると納得です。ちなみに夜は7000円ほどのコースのみなのでフラリと立ち寄って利用というのは難しいですが、ランチならかなり気軽に利用できるお店となっています。

 また『天周』では今回紹介した天丼以外にも定番の海老天丼や、季節によってフグやハモなどの天丼が味わえます。京都を訪れてランチにこんなお店にフラッと立ち寄れば、その京都旅行は大成功間違いなしです。

(撮影・文◎けいたろう)

●SHOP INFO

ぎおん 天ぷら 天周

住:京都府京都市東山区祇園四条通縄手東入北側244
TEL:075-541-5277
営:昼11:00~14:00(天丼のみ)、夜17:30~21:30(7000円コースのみ)
休:無休
http://tensyu.jp/

●著者プロフィール

けいたろう
旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。