日本に1店舗のみ! 人気スポット「深大寺」そばにある『果実屋珈琲』が連日行列なワケ

迷ったらコレ! 欲張りな「フルーツミックスサンドのハーフ&ハーフ」

「フルーツミックス&名物かにサラダ」1353円
「フルーツミックス&名物かにサラダ」1353円

 お店のおすすめは、さまざまなフルーツを一度に楽しめる「フルーツミックスサンド」。今回は、さらに惣菜系サンドまで食べられる「フルーツミックスサンドのハーフ&ハーフ」にしました。惣菜系サンドにはいくつか種類がありますが、筆者は「名物かにサラダ」をチョイス。

 フルーツミックスサンドは食べるたびに違うフルーツを味わえて得した気分です。どれも驚くほどフルーツそのものの風味が強く、ジューシーで甘い! 期待以上です。たっぷり使われた生クリームは、練乳のようなコクのある甘さと、ヨーグルトのようなすっきりした酸味をほんのり感じ、フルーツ自体の味を邪魔することなく良い塩梅で引き立てています。

「名物かにサラダサンド」は、コールスローにたっぷりのかにが入ったもの。シャキシャキ食感と程よい塩味が良いですね。フルーツサンドと交互に食べれば、甘いとしょっぱいのループで無限に食べられそうです。

 ちなみに使われている食パンは店内で作られたもの。おもわず頬ずりしたくなるほど、ふわっふわで、ほんのり優しい甘さがありました。

フルーツそのものを存分に味わいたいなら「フルーツパフェ」

「完熟マンゴーのパフェ」1969円
「完熟マンゴーのパフェ」1969円

『果実屋珈琲』ではパフェも人気。いくつか種類がありますが、今回は季節のパフェ「完熟マンゴーのパフェ」を注文しました。使われているのは専門家の厳しい選定で選び抜かれたものだけが名乗ることを許される「グラシアスブランド」のマンゴーで、樹で美味しさ、甘さを限界まで育てて熟させたものだとか。

 そのうえ、糖度が15%以上のものしかお店に出さないそうです。宮崎県の高級マンゴー「太陽のたまご」と同じ糖度条件ですね。そんな貴重なマンゴーが丸一個使われた贅沢なパフェを2000円以下で食べられるのは嬉しい!

 表面が光り輝き、溢れんばかりの果汁を含んだマンゴーは、口に入れた途端にとろけます。あまりの濃厚な味わいとまろやかな甘さに、体が震えたほど。食べ終わりたくなくて少しでも口の中に入れておきたいのに、あっという間にとろりと消えていく……。無意識に何度も幸せのため息が漏れます。

[食楽web]
[食楽web]

 食べ進めていくと、生クリームの下からカシスのシャーベットが、さらにその下から果肉たっぷりのマンゴーゼリーがお目見え。カシスとマンゴーの相性も抜群で、シンプルに素材そのものを楽しむ大人の贅沢パフェでした。

フルーツたっぷりのドリンクも

「果実屋フルーツアイスティー」 759 円
「果実屋フルーツアイスティー」 759 円

 フルーツを使った飲み物も種類豊富です。こちらは「フルーツアイスティー」(ホットもあり)。写真だとわかりづらいですが、フルーツがぎゅうぎゅうに詰め込まれており、フルーツティーというより、フルーツの紅茶漬け状態です。ぜひシロップは入れずに、フルーツそのものの甘さや酸味と風味を楽しんでほしい、優雅なご馳走ドリンクでした。

まとめ

 実際に訪れてみて驚いたのがコスパの高さ。都内のカフェなら、この値段でこんなにフルーツたっぷりの贅沢スイーツにはありつけません。良い意味で、質と値段が見合っておらず、並んで待つ価値がありました。今後店舗が増えていくことが楽しみです。

(撮影・文◎佐々木舞)

●SHOP INFO

果実屋珈琲

住:東京都調布市深大寺東町1丁目1−1
営:カフェ8:00 – 18:00(L.O.17:30)、ショップ&テイクアウト10:00 – 18:00

●著者プロフィール

佐々木 舞
「美味しい」を求め、毎月お給料の半分以上が食費に消える元グルメリポーターのwebライター。美味しいモノがあると聞けば躊躇なく国境も越える食マニアで、これまで食べ歩きした国は60カ国以上。日本のご飯が世界で一番好き。そんな私が見つけた絶品グルメをご紹介します。