●静かな住宅街に突如現れた謎のパティスリー『Patisserie YUTA ogura vision Y』。行列に並んで、その人気の秘密を探った。
京王線つつじヶ丘駅。新宿から電車で20分程の場所にあり、駅周辺には昔からこの街を見守ってきた趣のある飲食店が並ぶ、のんびりした住宅街です。そんなつつじヶ丘に突然現れた、らしからぬ店『Patisserie YUTA ogura vision Y』。昔からある街の電気屋と居酒屋の間にオープンしたおしゃれなパティスリーの存在に、住民の間でもざわめきがおきました。
しかも、どこからこんなに人が集まるのか不思議なほど、毎日のように朝から行列ができているんです。実際に食べた地元民たちも口を揃えて絶賛するので列に並んでみたところ、実はスゴイお店だということが発覚しました。
本場フランスで修行したパティシエが丁寧に作り上げる芸術的スイーツ
オーナーパティシエの小倉優太さんは、15歳でパティシエを目指し18歳で単身フランスに移住。その後、フランスに本店を置く世界トップパティスリーなど世界各地の一流店に勤務し、コンクールでの優勝歴もあるそうです。
そんなに凄いパティシエがなぜつつじヶ丘に……？ 多くの地元住民が思うであろう疑問をご本人に尋ねてみました。
「お客様ひとりひとりとゆっくりお話がしたいから、のんびりとしたこの町に決めたんです」。とびっきりの笑顔で教えてくれた小倉さんはその言葉通り、自らが店頭に立ち、お客さんからのさまざまな質問や相談に丁寧に答えていました。筆者もおすすめのケーキについて教えていただき、購入したのでご紹介しましょう。
