1日3万個売れる! 博多駅名物『MIGNON』のミニクロワッサンはなぜおいしいのか?

新宿で一番人気は「プレーン」

「プレーン」1個75円~(目安)
「プレーン」1個75円~(目安)

 店員さんに一番人気を伺ったところ「プレーン」と聞いて、嬉しく思いました。メニューに「めんたいこ」もあるのですが「博多の店だしやっぱりめんたいこでしょ」とならず、ちゃんと”クロワッサン屋”として味を評価されている!

 そうなんです。やっぱり最初はプレーンを食べて、本来のおいしさを知ってほしいんです。

 表面に塗られたツヤツヤのオリジナルシロップに、完璧な焼き色……。博多駅で買っているいつもの『MIGNON』と同じです。

 初めて食べる人は、まず食感に感動するでしょう。外側はまるでパイのようにサクサク、中はモッチリ。ここまでの食感の対比を楽しめるクロワッサンを他に知りません。しっかり甘く香ばしい表面と、バターの風味がふんだんに閉じ込められた中の生地が口の中で混ざり、そして一瞬で消えていきます。こだわりのシロップはしっかり甘いのに飽きがこない味で、何個でもパクパクいけてしまうので食べ過ぎ注意!

しょっぱい系なら「めんたいこ」

「めんたいこ」1個97円~(目安)
「めんたいこ」1個97円~(目安)

『MIGNON』のクロワッサンは基本甘いイメージですが、唯一のしょっぱい系が「めんたいこ」です。表面にたっぷり塗られためんたいこは、焼くことでより味わいが強くなり、めんたいこ好きにはたまらない逸品。濃厚なバターとの相性もバッチリで、ちょっと贅沢気分を味わえるフレーバーですよ。

筆者のイチオシ!「さつまいも」

「さつまいも」1個99円~(目安)
「さつまいも」1個99円~(目安)

 ファン歴20年の筆者が一番好きなのが「さつまいも」。中にさつまいものペーストが入っているのですが、とても濃厚でその量からは想像できないほど存在感が強いんです。他のクロワッサンに比べるとずっしりしていて食べ応えも抜群。表面に気持ち程度に乗っている黒ゴマも良い仕事をしていて、大学芋を食べてるような気持ちになります。

季節限定「抹茶」と自信作「チョコレート」

左から「抹茶」1個99円~、「チョコレート」1個97円~(どちらも目安)
左から「抹茶」1個99円~、「チョコレート」1個97円~(どちらも目安)

『MIGNON』のメニューには季節の商品が1つだけ加わります。筆者が買ったタイミングは「抹茶」で、芳醇な抹茶が練り込まれた生地の中に、濃厚なつぶあんがたっぷり入っていました。8月末まで販売予定だそうです。

 そして忘れてはいけないのが「チョコレート」。実は『MIGNON』は”チョコクロワッサン発祥のお店”としても有名なんです。チョコレートを練り込んだ生地に、溶けにくい板チョコをそのまま入れて巻き上げて焼いてあり、濃厚なチョコの味と食感を楽しめますよ。チョコ好きにはぜひ食べてほしい!

調査結果

[食楽web]
[食楽web]

 値段は少し高くなっているものの、味も見た目もまさに地元民が愛する『MIGNON』のクロワッサンそのものでした。博多が誇る絶品クロワッサン、ぜひお召し上がりください!

●DATE

店名:MIGNON 新宿小田急エース店

住:東京都新宿区西新宿1丁目西口地下街1号 小田急エース南館
営:全日7:00~22:00
https://mignon-mini-croissant.com/

(撮影・文◎佐々木 舞)

●著者プロフィール

佐々木 舞
「美味しい」を求め、毎月お給料の半分以上が食費に消える元グルメリポーターのwebライター。美味しいモノがあると聞けば躊躇なく国境も越える食マニアで、これまで食べ歩きした国は60カ国以上。日本のご飯が世界で一番好き。そんな私が見つけた絶品グルメをご紹介します。