京町家×美食。130年の風格を味に変える『鮨炉まん』

「宵の小町」エリアで、ひときわ存在感を放つ一軒が2025年1月31日にオープンした『鮨炉まん』です。築130年の京町家をリノベーションした店舗は、古き良き空気感を残しながらも、モダンな感性が心地よく溶け込む空間。外観を照らすのは、職人の町・柳馬場通で200年以上の歴史を持つ老舗提灯屋が手がけた提灯です。
向かい側には、2023年にオープンし、まるでアニメの世界に迷い込んだようとSNSで話題を呼んだ姉妹店『炭炉まん』もあります。
炉ばた焼と鮨。五感で味わうモダン和食をカジュアルに

『鮨炉まん』は、雰囲気たっぷりの京町家で、炉ばた焼とお鮨をカジュアルに楽しむ。をテーマに、肉は自社で運営する精肉加工工場から直送し、魚は鮮度にこだわった丸物を仕入れています。京都といえば敷居の高い印象ですが、鮨炉まんは気軽に入りやすく、価格もお手頃なのも魅力です。

カウンター席に座れば、目の前で繰り広げられる調理シーンを間近に体感。炭火の熱が肌に伝わり、焼ける音、立ち上る香り、盛り付けの所作まで、すべてがエンターテイメントのごとく楽しめます。

素材の旨みを引き出した炉ばた焼、彩り豊かな創作鮨、季節の盛り合わせ、軽やかに楽しめるカリフォルニアスタイルを京風にアレンジした「錦ロール」など創作の鮨まで、メニューは多彩。

他にもお酒のアテにもなる一口サイズの細巻「ちょぼ巻き」は330円、にぎり鮨は2貫で290円とリーズナブルに楽しめます。
![極上 阿波黒牛 1,490円(税抜)[食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2026/01/20260125yoinokomachi08.jpg)
京都の地酒やカクテルも豊富に揃い、旅先での一軒目にも、特別な夜にも使いたくなる一軒です。

●SHOP INFO
鮨炉まん
住:京都市中京区貝屋町562-2
TEL:075-754-8601
営:月~金 17:00~23:30、土・日・祝日 16:00~23:30
https://www.instagram.com/sushi_roman_/
日常に寄り添うやさしい甘さ。『セカンドハウスケーキワークス東洞院店』

お次は、洋菓子店『セカンドハウスケーキワークス東洞院店』。実は22時まで営業している珍しい一軒で、『鮨炉まん』から歩いて3分、〆のデザートやカフェタイムにもおすすめなのです。

明治28年築の京町家を活かしたこの店舗は、町内で唯一の町家建築。2年前に現在の場所へ移転し、アンティークの家具や信楽焼、アートなプランツを配し、落ち着きと時間を切り取ったような極上の空間を演出します。

こちら、地元の方に愛される名店で、古くからの常連、親子三代で通う“日常の延長にある店”としてこの町に根付いています。
ショーケースに並ぶのは、定番と季節替わりが半分ずつ。2〜3か月ごとに入れ替わるラインナップは、「いつもの安心感」と「次に来たときの楽しみ」を同時に叶えてくれます。

ケーキはすべて国産小麦を使用。砂糖の使用量もバランスを重視し、甘さ控えめに仕上げています。目指しているのは、日常的に、肩肘張らずに食べられるおいしさ。ベースにあるのは、「お母さんが作ってくれたケーキ」の記憶で、手作りのぬくもり、やさしさ、クラフト感を大切にしています。

中でも人気なのが、「いちごとバナナのシブースト」。カスタードとメレンゲを合わせた生地の中にゴロンと存在感のある果実を閉じ込め、食感とジューシーな果実感のある満足度を味わえます。

●SHOP INFO
セカンドハウスケーキワークス東洞院店
住:京都市中京区東洞院通六角下ル御射山町283
TEL:075-231-1717
営:1F(ケーキ販売・喫茶)10:00~、2F(レストラン)11:00~22:00(L.O.21:30)
休:無休
http://www.secondhouse.co.jp/
現在、「宵の小町」では2026年1月末までのイベント「宵の小町 あかり巡りスタンプラリー」も開催中。スタンプを集めると、お土産としてそば猪口のプレゼントも。
炉ばたと鮨でしっかり食事をし、町家でケーキとコーヒーを楽しみ、行灯の灯りをたどりながら、次の一軒へ。京都の暮らしと観光、そのあいだにある夜の余白を楽しむ場所として、ぜひ足を運んでみてください。
(撮影・文◎亀井亜衣子)






