防災月間に考える“ローリングストック”。ロングセラー味の素の「白がゆ」が頼れる理由

体調不良時だけでなく、日常食としても支持される味の素の「白がゆ」

売れ筋の白がゆ、玉子がゆ、梅がゆ
売れ筋の白がゆ、玉子がゆ、梅がゆ

『味の素』の「おかゆ」は、市場シェアも約50%を維持し、他社商品と比べると決して安いとは言えない価格帯ですが、それでも根強いファンを持つ商品です。

 これまで主な消費者として高齢者が多かったそうですが、昨今は「お腹にたまるのにカロリーが低くてちょうどいい」と若い世代にも広がっているそう。コロナ禍で陽性反応がでた人へ配布された自宅療養セットの中に含まれていたそうで、新たな需要につながるきっかけになったとか。

今回、『味の素』の「白がゆ」3食入りが発売
今回、『味の素』の「白がゆ」3食入りが発売

 これまで日常的に「白がゆ」を食べていた人は、平均して3個単位でまとめ買いするケースが多かったそう。それならば3個組で販売しようと、より消費者目線で便利なパッケージになりました。

 さらに3食入りパッケージでは、茶碗1杯分の170gに調整。1度の食事で食べきれて、他のおかずと一緒に組み合わせやすく、より日常の食卓で活躍しやすい量になりました。

味の決め手は“お米”への徹底したこだわり

米と水のみで製造(画像は「白がゆ」250gの商品)、1人前あたり85kcalとたっぷり食べられて低カロリーなのが嬉しい
米と水のみで製造(画像は「白がゆ」250gの商品)、1人前あたり85kcalとたっぷり食べられて低カロリーなのが嬉しい

 毎年複数の産地から新米を仕入れ、研究所で横並びにして味・香り・とろみの出方を評価しているそうで、その年に合格した米を採用しています。

 というのも長く愛用している消費者から、「とろみがいつもと違う」と問い合わせがあるほど、仕上がりは繊細で、お米の産地による違いが明確に出るのだそうです。

シンプルな味わいだからこそ、調味料をかけたり、薬味やおかずを用意したり自分なりのアレンジを楽しめます
シンプルな味わいだからこそ、調味料をかけたり、薬味やおかずを用意したり自分なりのアレンジを楽しめます

 製法においては、土鍋で炊いたごはんがおいしいという通説から、米にじっくり熱が伝わるよう、その理論を生かし時間をかけて丁寧に炊き上げられています。

おかゆの香りを守る“包材”にも工夫

 さらに、見えない部分でこだわっているのが包材。実はお米の中に残る酸素が香りを損ねてしまうそうで、酸素を吸着する特殊なパウチを採用。これにより炊きたてに近い香りを封じ込めることができるといいます。

 このこだわりと担保されたおいしさはもちろん、常温で保存でき、しかも温め直さずとも封を切ればそのまま食べられる手軽さ。災害時の大きな安心に繋がります。また、昨今の異常な暑さで夏場の常温保存に心配する声もありますが、非常に厳しい基準をクリアして設計しているとのことで、賞味期限も1年3か月と長く、ローリングストックとして無理なく取り入れられる点も魅力です。

幅広い世代に愛される味のラインナップ

中央の「小豆がゆ」は70代以上の方に根強い人気 [食楽web]
中央の「小豆がゆ」は70代以上の方に根強い人気 [食楽web]

 スタンダードの白がゆを筆頭に、梅、卵、紅鮭、鶏など、ラインナップも豊富です。特に「小豆がゆ」は70代以上の消費者が根強く支持していて、自分ではなかなか炊けない味に人気が集中しています。

 おかゆは炊き立てが格別においしいものですが、自宅で一人分だけを炊くのはなかなか調理のハードルが高いもの。だからこそ、1食分ずつ購入でき、余計な添加物を使用していない『味の素』のおかゆシリーズは、今後、より幅広い世代に広がっていくように感じました。

「だし屋のみそ汁」など、スープ類もローリングストックにおすすめ
「だし屋のみそ汁」など、スープ類もローリングストックにおすすめ

 ローリングストックを考えるこの時期にこそ、手に取ってみてはいかがでしょうか。

(撮影・文◎亀井亜衣子)