
●2006年から歴史を重ねる『パナソニック』のスチームオーブンレンジ「ビストロ」。2025年7月に発売される最新モデル「NE-UBS10D」の実力をレビューします。
単なる調理家電にとどまらず、家庭のお助けシェフと呼ぶにふさわしい存在として、長年愛されている『パナソニック』のスチームオーブンレンジ「ビストロ」。その歴史は2006年に始まり、独自のヒートグリル皿やスチーム技術、高精細センサーを武器に進化を重ね、2022年には累計販売台数300万台を突破した人気シリーズです。

そんな「ビストロ」の最新モデル「NE-UBS10D」が、2025年7月に発売されます。今回注目したい機能が、未油調の冷凍食品をカラッと仕上げる「おまかせ熱風フライ機能」です。
市販の冷凍フライが揚げたてのようにサクサク

世代を問わず好きなおかずに、唐揚げやとんかつなど揚げ物がランクインしますが、油をたくさん使ううえ後片付けも大変……家庭で作る頻度は少ないのではないでしょうか? しかも上手に揚げるにはテクニックも必要という、やっかいな料理でもあります。

昨今は、電子レンジで温めるだけで本格的な揚げ物を食べられる商品や、テイクアウトできる専門店も増えていますが、あの衣のサクサク感や身のふっくら感は揚げたてに勝るものがないのも事実……。
そんなジレンマを解決してくれるのが、「おまかせ熱風フライ機能」なのです。

デモンストレーションでは、油で揚げないコロッケが登場。最大8個まで作ることができるとか。
まずは、グリル皿にコロッケを並べ、刷毛やスプレーでコロッケに油を塗ります。ここで、専用のスマホアプリ「キッチンポケット」が登場。コロッケを真上からスキャンし、画像から重量を測定します。設定が完了したらレンジ本体に向けて送信ボタンを押し、スタートボタンを押すと調理が開始されます。

4個のコロッケの場合は、約20分。ほったらかしておくだけで、油でしっかり上げたようなサクサクのコロッケが完成します。

サクサク食感を実現するのが、3方向の熱源です。上面には「極め焼きヒーター」を搭載。側面にコンベクションヒーター、マイクロ波と発熱プレートを組み合わせたヒートグリル皿を採用しています。
それぞれの特性を活かし、上面、側面、底面を一気に加熱することにより、ムラなく焼き色がつくように。今までは交互にしか動かせなかったというヒーターを、同時に使えるようになった点が革新的です。
人気の「ワンボウルメニュー」も進化し、料理がもっと手軽に

もうひとつ「ビストロ」の特徴的なメニューが、下ごしらえした材料を耐熱ガラスボウルに入れるだけで料理を仕上げる「ワンボウルメニュー」。今回、冷凍具材対応のスープカテゴリーが追加され、冷凍野菜を使って豚汁なども簡単に作れるように進化。根菜にもしっかり味が染みていました。

もちろん従来通り、電子レンジでの温め直しやオーブン機能でグリル料理を作るのもこれ1台でOK。『パナソニック』の「スチームオーブンレンジ ビストロ(NE-UBS10D)」は、日々の家事にゆとりを与えてくれる現代のキッチンパートナーです。
●DATA
パナソニック スチームオーブンレンジ ビストロ(NE-UBS10D)
発売日:2025年7月1日予定
サイズ:幅494mm×奥行435mm×高さ370mm
重量:約19.7kg
出力:レンジ機能150W~1000W/オーブン機能70℃~300℃
本体カラー:ブラック、オフホワイト
https://panasonic.jp/range/products/NE-UBS10D.html