温泉、地産グルメ、絶景…和モダンなリゾートには最高の旅体験が詰まっていた

船がついたのは美しい海と島の緑に包まれた温泉宿。この地で愛されてきた「ホテル中の島」が高級和風リゾートとして生まれ変わった『熊野別邸 中の島』は、新しいながらも伝統を感じさせる落ち着きある佇まいでした。

エントランスを抜けると受付の向かいに、心地いいラウンジが出迎えてくれます。ラウンジは宿の顔のひとつ。一歩足を踏み入れ、別世界を感じさせる優雅な空間が広がっていると、いい宿だなあとしみじみと感じるもの。まずはお部屋に向かって荷を下ろしたあと、ここでゆっくりするもよし。温泉に浸かってから、お食事の後にくつろぐのも一興です。
オーシャンビューの客室の静寂に癒される

この日泊まったのは、「潮聞亭」の10畳の和室。部屋に入った瞬間に目に飛び込むオーシャンビューの景観は、島の緑とともにマイナスイオンが感じられる美しさ。筆者は窓際の広縁がある宿がとっても好きなのです。この空間で景色を眺めながら、お茶やお酒を嗜むひとときの尊さったら。「なんて気持ちいいところ。来てよかったなあ」

絶景風呂全国1位の露天風呂! 波音を聞きながら源泉掛け流し天然温泉へ

このお宿の楽しみ方は、忙しない日常から抜け出す開放感とご当地グルメにどっぷりと浸り、癒されること。お部屋でくつろいだあとは、島を巡る散策路を歩いて島の景色を眺めたり(後でご紹介しますね)、宿自慢の掛け流し天然温泉で日常を洗い流しましょう。
実はこちらの天然温泉、NIKKEIプラス1のなんでもランキング「絶景風呂 空も海も一つに」で第1位に選ばれるほどの絶景。宿泊客でごった返すこともなく、露天風呂は海と繋がっているような圧倒的ロケーション。波音を聞き、ほんのり硫黄の香りがする優しい天然温泉に浸かる贅沢にため息……。美肌効果や保湿効果の高い温泉なので、朝風呂もたっぷりと楽しむとしましょう。
夕食は聖地・熊野の食材を存分に味わう割烹料理を

すっかり温泉に癒された身体が欲するのは、旬の地元食材を使った体に染み入る料理。ダイニングへ続く伸びやかな通路を歩みながら、どんな料理に出会えるのかなと心が躍ります。いざ、聖地・熊野のこだわり食材を使った割烹へ!