これぞ最強スタミナ丼!「極上ニラレバ炒め飯(大の小)」1891g

目の前にやってきた「極上ニラレバ炒め飯」。まずは計測です。直径23cmの器に高さ約16cm、重さは1891g(器の重さを除く)。器からレバーがはみ出しています。しかも厚みがある。火が通っているのに1cm近くあるってことは、おそらく過熱前はもっと厚かったはず。それがゴロゴロ、かなりの枚数が入っています。
そして、かなりパンチのきいたニンニクのうまそうな香りがブワッ! これを食べて一晩寝れば、きっと明日には体力復活、どころか普段より元気になれそうな気がします。
早速一口! まずはレバー。厚みがあって、レバー独特のザクッとジャキっとむちっとの間の食感。臭みは全く感じません。それよりニンニクやショウガがききまくっていて、そっちがすごい。先駆けにニンニク、しんがりにショウガがバシッとやってくる感覚です。そしてモヤシとニラ。こっちはシャキシャキで、うまい油でしっかりコーティングされて、もぉたまらん! ゴハンにもたっぷりタレが染み込んでいて、いくらでもいける、かっこめる美味しさです。

「レバーは庄内産の新鮮な生レバーを厚切りにしています。新鮮なレバーを引き立てる事に徹したいため、極めてシンプルな調理を心がけて作っています」。と語るのは店主の俵さん。冷凍していないフレッシュなレバーを丼1杯につき250g程度入れているとのこと。庄内産のレバーが入手できない日でも、同じくらいクオリティの高い国産レバーを入手して作っているそうです。
そして、味付けのベースはニンニク、生姜、赤唐辛子、秘伝の醤油ダレとのこと。「特に風味付けをしたい生姜は、地元高知県より特級生姜を直送で仕入れています」。ここにも素材のこだわりがあったんですね。おそらくですが、このショウガやニンニクなどの香味野菜、油通しなどで、レバーをモリモリ食べられるようにしているんだと思います。

そして、約1.9kgの丼を完食するための攻略法を尋ねると、「やはり超厚切りのレバーをある程度食べ進めてから、味の染みたニラもやしでご飯をかきこむ!」とのこと。確かにレバーはあったかいうちに食べた方が絶対に美味しいし。白ごはんだけになったとしても、旨みの強いタレがしっかり染みているので、残りのニラともやしだけでも十分に味が楽しめそうです。
そもそもこの店は食べ残し厳禁。なので「ゴハンサイズ表」で自分が食べ切れる量で注文することが大前提です。そして、デカ盛りの場合は、冷やかし防止のため量により時間制限があります。今回の「大の小」は40分、「大の大」は60分など。もし食べ切れなかった場合、持ち帰り容器を1つ100円で購入できます。

店主のアドバイス通り、まずはレバーの割合多めで食べ進めますが、さすが焼く前公式250g。序盤はゴハンひと口、レバーひと口で食べすすめるものの、ニラとモヤシの間からレバーがどんどん出てきてレバーが減った気がしない。
しかもゴハンに味がしっかり染みているから、ゴハン2口、レバーひと口でも結構口の中は濃厚。厚みがあるので、レバーのひと口ステーキ丼を食べているような感覚、時々やってくる唐辛子もいいアクセントです。なので、ゴハンたっぷりにして大正解。濃厚な旨みを満喫します。

「極上ニラレバ炒め飯」がメニューに登場したのは2年ほど前からとのこと。他にも、同じレバーを使ったメニューに「極上ネギレバ丼」(1200円)もあり、こっちは生卵つきになります。
そして、この店の人気メニューといえば、テレビで紹介されて話題になった「鶏唐ニンニク塩ダレ飯」(1250円)や、「豚肉入り天津飯」(980円)のほか、ふんわり卵に豚バラジャージャー、ネギチャーシュー塩ダレの3種盛り「俵飯」(1200円)、ニンニクたっぷりの「力飯」(1100円)など色々。何種類もメガ盛り丼があり、まだ全然制覇できてない~!
スタミナ切れ、または超腹ペコになったら、中央線に乗って『俵飯』。豪快ニラレバ丼でパワーチャージ、オススメです!
(取材・文◎いしざわりかこ)
●SHOP INFO
店名:麺飯店 俵飯
住:東京都小金井市貫井北町2-18-3
TEL:042-382-3025
営:12:00~14:00、18:00~21:00、土日祝12:00~15:00、18:00~21:00(L.O.各30分前、食材がなくなり次第店終いの場合あり)
休:月曜、火曜(祝日の場合翌日)
※原材料高騰の為、料金変更の可能性あり