テンションがアゲアゲになる!「アゲアゲ油そば1000g」1646g

目の前にやってきたのは、背徳感たっぷり、魅力的なトッピングで覆い尽くしたゴージャス油そば! 唐揚げに揚げ餃子って! 早速計測です。直径24.5cmの器に高さ約10cm、重さは1646g(器の重さを除く)。おそらく茹で後の麺が1000g、そして油そばだから汁じゃなくタレ、つまり具が500gある計算になります。
「麺は太麺でほぼストレート。高野豆腐の粉を練り込んだ独自の麺ですね。コシを出すためにかん水の代わりにカリウムを入れています。茹で上がりはおそらく1050gはありますね」。と話すのはオーナーの児玉宏さん。カリウムって、ナトリウムを排出する作用があるから、塩気のきいているラーメンや油そばにはたしかにいいっ! そして高野豆腐の粉により、一般的な麺よりカロリーも低め。ダブルでいい感じってことですね。

「油そばのタレは、醤油ベースで油に煮干しで香りとコクを混ぜています。うちではスープのように考えていて、2日間かけて作っているんですよ。具は唐揚げに揚げ餃子、そして煮卵、チャーシュー、ネギ、刻みのり。赤いのは「エビカラ」でエビを砕いて辛味をつけたものですね。片隅に乗っているので、途中で少しずつ混ぜていくと味変になりますよ」。
これだけ具が色々あって、味変アイテムもあるとは! デカ盛りを完食するためのアイデア満載の油そばかも。ということで、揚げ餃子と唐揚げ、チャーシューは一旦奥に移動させて、麺やタレを一気に混ぜていきます。

早速一口! 最初に魚介の旨みがガツンとやってきます。そして後からエビカラの辛味が時間差でやってきて、鼻から香りが抜けていきます。麺も太麺で存在感抜群。パワフルな旨みが口の中いっぱいに広がっていきます。
麺を堪能したのち、巨大な唐揚げを一口。これが、表面サクサク、タレのついたところが味シミシミでうっま~い! 今まで油そばと唐揚げを合わせたことはなかったけれど、こんなに合うとは。別の油そばの店でも、唐揚げあったら乗せちゃうかも、ってぐらいうまい! しかもデカいから、さらにテンションが上がります。

そして揚げ餃子。こっちも皮パリッパリ、唐揚げと共に、食感の違いが麺を食べ続ける際のいいアクセントになっています。ツルツル、時々サクサクパリパリ。そしてまたツルツル。いい切り替えだ~。ダブル揚げ物なんだけれど、そんなにくどく感じない。濃厚なタレが、麺も具も全て包み込んでくれます。
卓上にはお酢、七味、魚粉、ラー油などが置いてありますが、お店の人に声をかければ、ニンニクマヨネーズがもらえるとのこと。それは確かに欲しくなる。終盤の追い込みにぜひ使いたい!

麺をほぼ食べきり、タレと具が少し残ったところで、店自慢の「追っかけスープ」を投入。油そばの締めはやっぱりスープ割でしょ。「だから、追っかけスープまで計算して食べすすめてほしいですね」と店主。これでさらに魚介の旨みアップ。そしてエビカラの辛味も復活。濃厚な美味しさを堪能しきって完食しました。
ちなみに、同じ秋葉原エリア、佐久間町に姉妹店『秋葉原ラーメン天神屋』があり、煮干し味のラーメンがウリ。こちらでも麺ギガ盛、麺スーパーギガ盛などで油そばやつけ麺を味わえます。両方のお店の情報はSNSで発信中。「これから情報をどんどん発信していくので見てください。また、ラインで友達になれば、追加料金なしで増量サービスもやっています」とのこと。
ヘルシー太麺に濃厚な魚介の美味さで一気に虜になった『秋葉原つけ麺 油そば 楽』。今回は油そばだったので、次回はつけ麺を食べにきます!
(取材・文◎いしざわりかこ)