映画『下妻物語』の舞台・茨城県下妻市で地元民が通う“鶏の半身揚げ”

秘伝の麹ダレが生む、上品でヤミツキになる味わい

購入から数時間経ってもパリパリ感が持続
購入から数時間経ってもパリパリ感が持続

さっそく実食。数時間経過しているにもかかわらず、外側はパリパリのままです。秘伝の麹ダレに漬けて揚げているとのことで、この食感はその効果と絶妙な揚げ加減によるものなのでしょう。

大胆にかじると、外は軽快な歯触り、中はジューシーでやわらか。香ばしさと程よい塩味が鶏肉の旨みを引き立てます。決してしつこくなく、上品な味付けなのに、つい次の一口に手が伸びてしまう。都内ではなかなか出合えない味わいです。

骨まで楽しむ。「鶏の半身揚げ」二段活用

あまりの美味しさに気づけば骨だけに。ここでふと思いました——これは出汁が出るのでは?

正月でもあったことから、骨をきれいに洗い、お雑煮の出汁に活用することにしました。鍋で一度沸騰させた後、弱火で約45分。さらに鰹節を加えて仕上げます。

鶏出汁がしっかり効いた一杯に
鶏出汁がしっかり効いた一杯に

これがまた実に美味。麹ダレの繊細な味わいがベースにあるため、濁りのないコク深いスープに仕上がりました。

ラーメンスープにするのもよし、雑炊のベースにするのもよし。意外な活用法もあります。絶品の「鶏の半身揚げ」は、工夫次第で二度楽しめるのです。

まとめ

『とり神』には、グリルチキン(400円)、骨付きもも揚げ(450円)もラインナップ。次回は事前注文でじっくり味わいたいところです。

下妻市内には他にも、「鶏の丸焼き」が名物の『くろさわ』や、『もも焼き小石』など鶏料理専門店が点在。鶏好きなら巡ってみる価値は十分にあります。

ロリータの聖地として知られる下妻ですが、実は“鶏推し”の街でもあるのかもしれません。足を延ばして確かめてみてはいかがでしょうか。

(取材・文◎松田義人(deco))

●SHOP INFO
とり神

住所:茨城県下妻市本宗道1021-1
TEL:0296-45-0029
営業時間:11:00〜19:00
定休日:月曜、祝日