
●京都の今宮神社参道に佇む、歴史ある甘味処。何度も訪れたくなる、絶品の「あぶり餅」をご紹介します。
京都といえば、みなさん何を思い浮かべますか? 神社仏閣、町家、和菓子、和装、歴史ある街並み……など、でしょうか。
清水寺や金閣寺など人気の観光スポットも素敵ですが、実は中心地から少しだけ離れたところに、京都のいいところがぎゅっと詰まった穴場があるんです。
何度でも訪れたくなる『あぶり餅 本家 根元 かざりや』

京都市営バス46号系統「今宮神社前」から歩いてすぐ。今宮神社の鳥居をくぐって参道に入ります。風情ある参道はたびたび映画のロケ地となり、今年大ヒットした「国宝」のワンシーンにも登場しました。
神社に向かって参道を進むと、2軒の甘味処が向かい合って佇んでいます。『一文字屋 和輔(通称:一和・いちわ)』と『あぶり餅 本家 根元 かざりや』です。

「一和」さんは平安時代から、「かざりや」さんは江戸時代からそれぞれ続く老舗。どちらも「あぶり餅」が名物の、歴史を超えて愛される甘味処です。
今回ご紹介するのは、神社向かって左側にある『かざりや』さんです。

歴史を感じさせる店構え、女将さんたちが軒下で餅を炙る姿、炭火と餅の芳ばしい香り。たとえ食後でお腹がいっぱいでも、ついつい足を止めてしまいます。
![縁側の様子[食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2025/11/20251116-aburimoti05.jpg)
店頭で人数を伝えると、お部屋に案内してもらえます。軒下のベンチやお座敷も素敵ですが、この日は縁側で。風を感じながら緑を眺められる、ほっこり安らぐ空間です。








