名古屋・新栄の「ガチ中華街」探訪。ピータン粥をすすればそこはまさしく中国だった

名古屋・新栄の「ガチ中華街」探訪。ピータン粥をすすればそこはまさしく中国だった
名古屋・新栄に続々進出するガチ中華店。中には朝食を格安でいただける店もあります

 名古屋屈指の繁華街、栄エリア。この栄エリアをさらに東南へ進み、空港線を越えた先にあるのが新栄エリアです。栄とは趣きがまるで異なり、静かながらもどこか怪しげな雰囲気もあるエリアで、多くの旅行者はそうそう足を踏み入れない気がします。

栄から空港線を東南に渡った先にある新栄。「読めない漢字」が並び、少し怪しげにも感じるエリアです
栄から空港線を東南に渡った先にある新栄。「読めない漢字」が並び、少し怪しげにも感じるエリアです

 しかし、この怪しげに感じるエリアこそが、筆者的にはやけに興味をそそられるところ。名古屋に長期滞在した際に、朝の散歩を兼ねて何か美味しいものがないかと行ってみることにしました。

栄エリアで働く中国人向けのガチ中華店

新栄の空港線沿いのガチ中華店
新栄の空港線沿いのガチ中華店

 空港線沿いには複数のガチ中華店が並んでいます。「読めない漢字」や「中国語」が並んでいることから、おそらくは栄界隈で働く中国人向けに出されている店なのでしょう。ただし、幹線道路沿いということもあり、これらは比較的日本人でも入りやすそうです。

「有早餐」は「朝食ありますよ」の意味です
「有早餐」は「朝食ありますよ」の意味です

「ガチを超えるガチな店はないだろうか」と、さらに新栄の奥に進んでみることにしました。朝方ということもあり、付近に人影は少ないものの、どことなくアジアの朝の街並みのようで、なんとなく緊張感を持ちながら歩きます。

柏味食堂の外観
柏味食堂の外観

 その静かな新栄の片隅に、「まず日本人客はいないだろう」と思しき店を見つけました。その名は『柏味(ハクミ)食堂』。スナックの居抜きのような奥まった店構えに少々ビビりながらも入ってみることにしました。