
名古屋屈指の繁華街、栄エリア。この栄エリアをさらに東南へ進み、空港線を越えた先にあるのが新栄エリアです。栄とは趣きがまるで異なり、静かながらもどこか怪しげな雰囲気もあるエリアで、多くの旅行者はそうそう足を踏み入れない気がします。

しかし、この怪しげに感じるエリアこそが、筆者的にはやけに興味をそそられるところ。名古屋に長期滞在した際に、朝の散歩を兼ねて何か美味しいものがないかと行ってみることにしました。
栄エリアで働く中国人向けのガチ中華店

空港線沿いには複数のガチ中華店が並んでいます。「読めない漢字」や「中国語」が並んでいることから、おそらくは栄界隈で働く中国人向けに出されている店なのでしょう。ただし、幹線道路沿いということもあり、これらは比較的日本人でも入りやすそうです。

「ガチを超えるガチな店はないだろうか」と、さらに新栄の奥に進んでみることにしました。朝方ということもあり、付近に人影は少ないものの、どことなくアジアの朝の街並みのようで、なんとなく緊張感を持ちながら歩きます。

その静かな新栄の片隅に、「まず日本人客はいないだろう」と思しき店を見つけました。その名は『柏味(ハクミ)食堂』。スナックの居抜きのような奥まった店構えに少々ビビりながらも入ってみることにしました。