【香港グルメ】フレンチ×中華!? いま香港で最も注目されているフレンチレストラン『maison ES』とは

なぜフレンチに中国の調味料を使うのか?

店の奥にあるダイニング。個室としても利用できる[食楽web]
店の奥にあるダイニング。個室としても利用できる[食楽web]

 さて、なぜこのような中華エッセンスを巧みに使用したフランス料理を作っているのか、オーナーシェフのエスター・シャムさんに伺ってみると、「食材本来の味わいと繊細な味付けを重視するフランス料理に中華調味料を合わせると、食材の良さを活かしたまま、さらに味を奥深く、豊かに、美味しくできるから」とのこと。

 さらに中華調味料の中でも特にオススメは「オイスターソース」だそう。

「オイスターソースは、私にとって、子供の頃の思い出の味であり、家庭の味。安心できる調味料です。炒め物や煮込み料理はもちろん、食材の下味をつけたり、ソースのベースにもなります」

 というわけで、香港に行ったら、ぜひ一度『メゾンES』に足を運んで、フレンチ×中国料理のエッセンスが違和感なく同居する唯一無二の料理を体験してみてください。

●SHOP INFO
maison ES
https://www.maison-es.com/

(撮影・文◎土原亜子)