【池袋グルメ】ターローメンが有名な老舗町中華『新珍味』の裏人気メニュー「肉盛りチャーハン」が旨い理由

肉盛りチャーハンにターロー餡をかけてダブルで旨い!

『新珍味』の表にある「ターローメン」の看板
『新珍味』の表にある「ターローメン」の看板

 某日お昼、『新珍味』を訪れてみると、1階のカウンターはほぼ満席。2階もあるようですが、1人客はカウンターが空くまで外待ちです。

 中に案内されてお客さんを観察してみると、「ターローメン」派のお客さん、「肉チャーハン」派のお客さん、そしてその両方(ランチセットの半ターローメンと半チャーハン)派のお客さんと、店内では3つの勢力が混在していました。たしかに、知人が言っていたとおり、チャーハン率が高いですね。

 筆者も「半ターローメン」(850円)と「肉盛りチャーハン」(1100円)を注文してみました。待つこと7〜8分、登場したのがこちらです。

左「肉盛りチャーハン」1100円、右「半ターローメン」850円
左「肉盛りチャーハン」1100円、右「半ターローメン」850円

 さっそく名物「ターローメン」から食べてみます。見た目は「酸辣湯」のようですが、そのとろとろのスープを一口飲んでみると、特に酸っぱくはありません。それよりも旨味が強く、コショウとニンニクのパンチがあって、唐辛子の辛味もじんわり。具材は、白菜、豚肉、タケノコ、ニンジン、キクラゲ。それに溶き卵も。

とろみ餡が最後まで麺に絡みつきます
とろみ餡が最後まで麺に絡みつきます

 このとろみ餡、どこまでいってもとろとろなんです。つまり、麺とスープの上に餡をかけているのではなく、スープそのものが餡なのです。だから、ずっとアツアツで、中太麺にその餡がしっかりとからみついていつまでも美味しい。

 次に、裏人気メニューの「肉盛りチャーハン」をいただきます。

「肉盛りチャーハン」1100円
「肉盛りチャーハン」1100円

 その名前を裏切ることなく、チャーハンの上に肉がモリモリ! 

 長ねぎと一緒に甘辛く炒められた厚めの豚肉は、しっとりやわらか。これだけでも非常に美味しいですが、下に控えるチャーハンももちろんイイ。パラパラしていて、お肉が載っている部分は、その肉汁でしっとり。濃い味の肉に対して、チャーハンは塩味控えめなので、その調和がたまりません。

長ネギがお肉とよく合う![食楽web]
長ネギがお肉とよく合う![食楽web]

 そして、ターローメンとこのチャーハンを両方注文することにより、チャーハンに“ターロー餡”をかけながら食べる、という非常に贅沢な食べ方が可能になります。これが最高に美味しい。

ターローメンの餡をチャーハンにかけてみて!
ターローメンの餡をチャーハンにかけてみて!

 というわけで、『新珍味』では、看板メニュー「ターローメン」と、裏人気メニューの「肉盛りチャーハン」をぜひ一緒に味わってみてください。量が多いと思う人は「半ターローメン」にすれば問題なく食べられると思います。ぜひお試しを。

(撮影・文◎土原亜子)

●SHOP INFO

店名:新珍味

住:東京都豊島区西池袋1-23-4
TEL:03-3985-0734
営:11:30〜23:00(金土〜23:30、日祝〜22:00)
休:無休