肉盛りチャーハンにターロー餡をかけてダブルで旨い!

某日お昼、『新珍味』を訪れてみると、1階のカウンターはほぼ満席。2階もあるようですが、1人客はカウンターが空くまで外待ちです。
中に案内されてお客さんを観察してみると、「ターローメン」派のお客さん、「肉チャーハン」派のお客さん、そしてその両方(ランチセットの半ターローメンと半チャーハン)派のお客さんと、店内では3つの勢力が混在していました。たしかに、知人が言っていたとおり、チャーハン率が高いですね。
筆者も「半ターローメン」(850円)と「肉盛りチャーハン」(1100円)を注文してみました。待つこと7〜8分、登場したのがこちらです。

さっそく名物「ターローメン」から食べてみます。見た目は「酸辣湯」のようですが、そのとろとろのスープを一口飲んでみると、特に酸っぱくはありません。それよりも旨味が強く、コショウとニンニクのパンチがあって、唐辛子の辛味もじんわり。具材は、白菜、豚肉、タケノコ、ニンジン、キクラゲ。それに溶き卵も。

このとろみ餡、どこまでいってもとろとろなんです。つまり、麺とスープの上に餡をかけているのではなく、スープそのものが餡なのです。だから、ずっとアツアツで、中太麺にその餡がしっかりとからみついていつまでも美味しい。
次に、裏人気メニューの「肉盛りチャーハン」をいただきます。

その名前を裏切ることなく、チャーハンの上に肉がモリモリ!
長ねぎと一緒に甘辛く炒められた厚めの豚肉は、しっとりやわらか。これだけでも非常に美味しいですが、下に控えるチャーハンももちろんイイ。パラパラしていて、お肉が載っている部分は、その肉汁でしっとり。濃い味の肉に対して、チャーハンは塩味控えめなので、その調和がたまりません。
![長ネギがお肉とよく合う![食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2024/11/20241103-xinzhenwei07.jpg)
そして、ターローメンとこのチャーハンを両方注文することにより、チャーハンに“ターロー餡”をかけながら食べる、という非常に贅沢な食べ方が可能になります。これが最高に美味しい。

というわけで、『新珍味』では、看板メニュー「ターローメン」と、裏人気メニューの「肉盛りチャーハン」をぜひ一緒に味わってみてください。量が多いと思う人は「半ターローメン」にすれば問題なく食べられると思います。ぜひお試しを。
(撮影・文◎土原亜子)