東京駅のイタリアンフードマーケットに登場した日本初の「カンノーリ バー」とは?

JR線東京駅丸の内地下エリアの改札外に完成した商業空間「GRANSTA MARUNOUCHI」。その中でもひときわ広い売り場面積を誇るのが、イタリアンフードマーケットの「EATALY(イータリー)」。国内最大規模の店舗内には、出来たての郷土菓子を楽しめるバーが併設された。

1個500円(税別)。トッピングは2種類を選べる。別にチョココーティング50円(税別)も可能
1個500円(税別)。トッピングは2種類を選べる。別にチョココーティング50円(税別)も可能 | 食楽web

 2016年夏から着工し、順次、店舗がオープンしてきたJR東京駅構内地下1階。すべての開発が終わり、8月30日、改札内は「グランスタ」新エリアとして、改札外は新施設「グランスタ丸の内」としてグランドオープンした。

 その「グランスタ丸の内」の一画にオープンしたのが「イータリー グランスタ丸の内店」。高品質のイタリア食材を幅広く取り揃え、イタリア、ドイツ、アメリカ、ドバイ、韓国など世界30箇所以上に店舗を持つ世界的なイタリアンマーケットだ。調味料やパスタ類、お菓子、ワインの充実ぶりはいうまでもなく、パニーニやピッツァ、生パスタが楽しめるイートインコーナーは、東京駅を利用する乗客にとってはとてもありがたい存在だ。

 なかでも必ず立ち寄りたいのが、日本初の「カンノーリ」を実演販売するカンノーリバー。「カンノーリ」とはシチリア島発祥の郷土菓子で、筒状に揚げた生地の中にクリームを詰めたもの。100年以上伝わるレシピにならい、小麦粉、ラード、白ワインを隠し味に加えた生地を、約190度で数分、揚げるのだが、生地の端と端がしっかりくっつくように、またきちんと筒状にするのには、かなりの技術を要するそうだ。リコッタチーズと砂糖のみで作ったクリームは、チョコレート味と2種類。ピスタチオ、オレンジピール、アーモンド、チョコレート、ヘーゼルナッツの5種類の中から、2種類のトッピングを選べる。

 オーダーごとに作ってくれることもあって、生地のサクサク感と滑らかなクリームのコントラストが際立つイタリア郷土菓子。早朝から夜遅くまでオープンしているので、昼のおやつに、飲みの後のデザートに、いろいろなスタイルで楽しめるのも嬉しい。

(取材・文◎大滝美恵子)

●SHOP INFO

EATALY グランスタ丸の内店 外観

店名:EATALY グランスタ丸の内店
   イータリー

住:東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東京駅構内地下1階
TEL:03-3217-7070
営:7:00(レストラン11:00)~23:00、日曜・連休最終日の祝日~21:00
休:無休
www.eataly.co.jp