なぜこんなに旨い!?『ぎょうざの満洲』の他店ではありえない餃子の隠された秘密とは?

常に味の見直しを行い、最近は3年ほど前に餃子を変更?

餡は定番素材でありながらも高品質の国産に限って採用しているそうです
餡は定番素材でありながらも高品質の国産に限って採用しているそうです

 この強いこだわりを持つ皮に包まれた餡は、豚肉の赤身、キャベツ、玉ねぎ、ニラ、ニンニク、しょうがなど、餃子としては定番の素材が採用されているそうですが、全て国産。キャベツは自社ファームによるものも使っているとのことです。

店頭での業務を、そのまま開発室での研究にフィードバックするという山田さん。現場と開発との素早い連携も『ぎょうざの満洲』の味がより美味しくなる秘密なのかもしれません
店頭での業務を、そのまま開発室での研究にフィードバックするという山田さん。現場と開発との素早い連携も『ぎょうざの満洲』の味がより美味しくなる秘密なのかもしれません

 ただし、一度メニューの味を決めると、なかなか変えられないのは飲食店の宿命。ここに至るまでは相当な計算・研究があったのではないかと思います。

「もちろん開発には、かなりの研究を重ねています。ただ、同じレシピをずっと作り続けているわけではなく、結構変えているんですよ。最近だと3年ほど前に変えました」(山田さん)

 そうなの? 聞けば、3年前の変更では、食べる人の健康を意識し、豚の脂身を3割減らし赤身の割合を増やしたのだそうです。その際、特に変えたことを発表したわけではなかったそうですが、注文が増えたそうです。

「健康を意識して、より良い味をご提供し、毎日でも食べていただけるよう常に研究を重ねています。『ぎょうざの満洲』のスローガンは「おいしい餃子で人々を健康で幸せに」です」(山田さん)

皮の瑞々しさ、餡の旨みをより強く感じる食べ方は?

お酢と胡椒だけでいただきました
お酢と胡椒だけでいただきました

 これら皮と餡のバランスが絶妙な『ぎょうざの満洲』の餃子ですが、それぞれの旨みをより強く感じる食べ方はあるのでしょうか?

「それはお客さま個々によって違うと思います。ただ、最近お客さまがよくやられているのが『酢・胡椒』です。サッパリしますし、餃子そのものの味を楽しむにはオススメです」(山田さん)

 実際にオススメされた食べ方で食べてみることに。一見、お酢の酸味、胡椒のパンチが強そうですが、餃子の皮の瑞々しさ、餡に含まれる黄金比の野菜類・肉類のバランスが、どことなく甘く美味しく感じられます。

「また、定番の『酢・醤油・ラー油』ですが、当社では『酢6・醤油3・ラー油1』をオススメしています」(山田さん)

 酢・胡椒に続きこちらも実食。これぞまさしくザ・餃子の味です。皮の瑞々しさに加え、野菜多めの餡によって、白いご飯が恋しくなる味です

餃子を食べる上での重要項目の筆頭は……焼きたてをいただく!

「焼きたてが一番美味しい」……ごく当然のことのようにも思えますが、鮮度にこだわる『ぎょうざの満洲』では特に意識されたし!
「焼きたてが一番美味しい」……ごく当然のことのようにも思えますが、鮮度にこだわる『ぎょうざの満洲』では特に意識されたし!

 最後に山田さんに『ぎょうざの満洲』で餃子をいただく上での重要事項も聞きました。

「前述の通り、当社の餃子は鮮度を大切にしています。これを存分に味わっていただくためには、焼きたてが一番です。ご自宅で食べる際は、お土産用の冷蔵・冷凍のものをご購入いただき、焼き上がった直後に食べていただきたいです。お近くにお店がない場合は、通販もやっていますので、是非ご利用いただきたいですね」(山田さん)

 他店には真似できない瑞々しい皮と、品質の良い野菜・肉を使った餡が1対1で融合し、鉄板で焼き上げることで味が完成する『ぎょうざの満洲』の餃子。店頭はもちろん、テイクアウトなら全国どこでも食べることができます。改めて味わってみてはいかがでしょうか。

(撮影・文◎松田義人)

●DATA

「ぎょうざの満洲」外観

「ぎょうざの満洲」

http://www.mansyu.co.jp/