絶対ハズさない! 東京周辺の旨すぎる最旬「焼肉店」5選

焼肉ジンギスカン つるや(神奈川・八丁畷)

長年、行列が絶えない川崎屈指の老舗正統派焼肉

 焼肉激戦区の川崎において、大衆焼肉の雄とされる『焼肉ジンギスカン つるや』。「孤独のグルメ」で一躍話題となっている店ですが、その歴史は古く、八丁畷(はっちょうなわて)で暮らす先代が、自宅で焼肉店を始めたのは1964年。その後、1972年に現在の地に店を構えました。

 開業当時、北海道を訪れた先代が、初めて食べたジンギスカンに感動し、関東ではまだ珍しかった羊肉も取り入れると、たちまち口コミで話題となり、地域の人々に愛される繁盛店となりました。

 先代の引退後、次男の金山成洙さんが、2代目として肉の仕入れや接客を受け継いでいるのですが、そのスタイルは不変。「父の代から長い付き合いのある肉卸店は何軒もあるので、部位ごとに一番良い店を選びながら毎日買い付けをしています。毎日売り切る量を仕入れることで、新鮮なものを新鮮なうちに提供し続けることができるんです」と語る金山さん。

『つるや』では月・水・木曜しか予約は受け付けず、その他の日は先着順。そのため、開店前には長蛇の列が続き、40席ある店内ながら、すぐに満席となる日が多いといいます。並んででも食べたい肉。それこそが、この味と店の活気を長年支え続けているのです。

生後1年以内の仔牛からしかとれない胸腺を使用した「シビレ」(770円)。フワッとしながらムチムチ感もある独特の食感が病みつきに
生後1年以内の仔牛からしかとれない胸腺を使用した「シビレ」(770円)。フワッとしながらムチムチ感もある独特の食感が病みつきに

 そんな『つるや』で必ずオーダーしたい肉といえば「シビレ」。やわらかさと弾力が同居した肉は、溢れ出る旨味の応酬がクセになる一品です。また、開店時からの人気メニュー「ジンギスカン」は、オーダー時に「辛くする?」と聞かれるのが慣例。客の好みに応じて、肉の上に粉唐辛子をトッピングしてくれるのだが、この一振りが肉の味をグッと引き立てます。唐辛子は国産と韓国産数種類を料理や好みに応じて使い分けるこだわりぶり。さらに、肉の付けダレはフルーティーで甘口に仕上げているが、ここに粉唐辛子とおろしニンニクを加えた、つるや流の食べ方はぜひ一度試してみて欲しい一品です。

●SHOP INFO

焼肉ジンギスカン つるや 外観

店名:焼肉ジンギスカン つるや

住:神奈川県川崎市川崎区日進町19-7
TEL:044-211-0697
営:18:30~21:30(20:50LO)
休:火曜、不定休

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