【若返りやせダイエット】ボディメイクのプロ・石本哲郎が教える「丸亀製麺」の太らない食べ方

「肉うどん」のトラップを回避せよ!

[食楽web]
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 うどんにプラスするたんぱく質をどう摂取するか。たんぱく質で真っ先に思い浮かべるのは肉ですよね。『丸亀製麺』にも肉うどんがあるので、肉うどんにいきたくなっちゃうところですが、実はこれが大きなトラップ。なぜなら、この肉うどんに使われている肉は、脂質がめちゃくちゃ多い牛肉なんです。いわゆる牛丼チェーンなどで使われている牛肉と似た感じ。脂がのっていて美味しいんですが、カロリーがスゴイんです。

『丸亀製麺』では公式のカロリー記載はないため、参考までに「はなまるうどん」の似たようなメニューで見てみましょう。

はなまるうどんの牛肉うどんとかけうどんの栄養成分
はなまるうどんの「牛肉うどん」と「かけうどん」の栄養成分

 脂質を見ると、普通の「かけうどん」が1.1gなのに対し、「牛肉うどん」は18.2g。牛肉うどんはかけうどんに牛肉をのせたものなので、牛肉部分だけで17.1gも脂質があるということ。そして肝心なたんぱく質は肉だけで8.9g。つまり、たんぱく質を追加してるというよりも、脂質を追加してることになっちゃっています。

脂質たっぷりの牛バラ肉を使用した『丸亀製麺』の「焼きたて肉うどん」
脂質たっぷりの牛バラ肉を使用した『丸亀製麺』の「焼きたて肉うどん」

『丸亀製麺』のほうが、「はなまるうどん」より更にボリューミーで肉の量も多そうなので、下手すると脂質が20g超えている可能性も。しかも、糖質特化としてうどんを食べているのに、脂質も高めだと意味なし。たんぱく質より脂質を上乗せする肉うどんの罠にはまらないよう気をつけましょう。

たんぱく質は天ぷらで摂るべし

 では、何でたんぱく質を補えばいいかというと、それは「天ぷら」です。「天ぷらなんて揚げものだし、もっと脂質が高いのでは!?」と思うかもしれませんが、肉うどんに比べたら全然低い! 

 これも参考までに、「はなまるうどん」の天ぷらの栄養成分で見てみると、イチオシはとり天。たんぱく質10.5g、脂質7.0gで142kcalと、肉うどんの肉よりも高たんぱく・低脂質です。『丸亀製麺』でとり天と同類にあたるのが「かしわ天」ですが、食べた実感としては「かしわ天」のほうがちょっと大きめ。身もギュっと詰まっていたので、たんぱく質10gは余裕で超えているはずです。

たんぱく質10gは軽く超える「かしわ天」
たんぱく質10gは軽く超える「かしわ天」

 他にたんぱく質が摂れる天ぷらとしては「ちくわ天」、「ちくわ磯辺天」、「いか天」、「えび天」などがありますが、この中で「えび天」だけはちょっと微妙。身が小さいため、たんぱく質より衣の脂質がかなり高めになっていると思われます。

 また「ちくわ磯辺天」はサイズが小さめなので、たんぱく質量が足りません。「かしわ天」にプラスして食べるなら問題ないですが、たんぱく質摂取目的の天ぷら1個分としてカウントできないため気をつけましょう。

※注:店舗により、「ちくわ天」と「ちくわ磯辺天」どちらかしかない場合があります。

天ぷらでNGな食材は?

 逆に選んじゃいけないNG天ぷらは「野菜かき揚げ」。野菜とはいうものの、かき揚げという形状から尋常じゃなく油を吸ってます。

食物繊維のメリットより油のデメリットが大きい野菜かき揚げ
食物繊維のメリットより油のデメリットが大きい「野菜かき揚げ」

 また、通常メニューではありませんが、「まいたけ天」にも要注意。きのこは食物繊維が豊富で低カロリーな“若返りやせ”食材なんですが、実際に食べた実感としてかなり油を吸っています。「かき揚げ」と「まいたけ天」はほぼ脂の塊を食べてるようなもの! と心得て、若返りやせを狙うなら絶対に避けましょう。