『らあめん花月嵐』に“肉そば嵐”が帰ってきた！ 超期間限定の「肉そば嵐 Concept Evolution」は旨いのか？

進化して再登場した「肉そば嵐 Concept Evolution」を実食！

　約7分でラーメンが運ばれてきました。ニラの香りが混じったスープから立ち上る湯気が、食欲のスイッチをバチッとONにしてくれます。具沢山のルックスも文句なし。まずはスープからチェックします！

　表面にみっちりと背脂が浮き、たっぷりのニラと豚バラ肉も含めてかなりパンチのある味わいだと思いきや、見た目ほどこってり感はなく、すっきりとした醤油テイスト。具材から染み出した複雑な旨みとほんの少しだけピリっとした辛味が加わって、その味は非常に美味です。

　続いては麺。豚バラ肉をかき分けてスープの中からリフトすると、角がはっきりした中太の麺が姿を現しました。食感はつるつるでぱつんと歯切れがよく、ストレート寄りなのにスープをしっかりと纏ってきます。スープの強い味わいにも負けない存在感があり、相性もバッチリ。いい組み合わせです。

　具材は薄切りの豚バラ肉が10枚ほど。野菜はニラの他に刻み青ネギと刻み玉ねぎ、そしてハーフカットの半熟煮玉子と至ってシンプルな構成です。麺もですが、具材もスープとよく合っています。それこそ、スープと具材だけで一杯が完結しちゃいそうなほどです。

　そのまま食べ切っても良いですが、もっと楽しみたい！　ということで、追加でライスをオーダー。豚バラ肉と玉子を乗せ、スープを軽くかけたところをひと口。これが大正解。やはりこのスープと具材、麺だけでなく白飯とも相性が超バツグンでした。いやあ、しかし旨い！　麺とライスを平らげた後は、穴あきの銀レンゲでスープの底に沈んできた刻み玉ねぎを根こそぎすくい取り、食べ尽くしたところでフィニッシュ。ごちそうさまでした！

まとめ

　素材の旨みがたっぷり溶け込んだスープ、ニラと豚バラ肉、刻み玉ねぎを中心とした多めの具材、パンチのあるスープに負けない特製中太麺と、全ての要素が「美味しい」の方向を見据えているナイスな一杯でした。唯一の不満点となりそうな「麺の大盛り不可」については、こちらもスープ＆具材と相性抜群のライスで存分にカバーできそうです。ぜひスープの最後の一滴まで美味しいテイストを楽しんでみてほしいところです。

　なお、提供は4月2日までということで、通常の期間限定ラーメンよりも販売期間が短くなっています。珠玉の一杯を食べ逃すことのないよう、ぜひ早めに最寄りの『らあめん花月嵐』へ向かってくださいね！

（撮影・文◎河西まさあき）