【保存版】 “神やせダイエット”の石本哲郎が教える「若返りやせ」が叶う10ヵ条【前編】

【1】たんぱく質は量にこだわるべし! 1食あたり最低でも20g以上摂る。話はそれからだ!

高たんぱく低脂質の鶏むね肉©YOU_KAZ/photoAC
高たんぱく低脂質の鶏むね肉 ©YOU_KAZ/photoAC

 ダイエットやボディメイクに一番大事なのは「たんぱく質」。筋肉の材料であるたんぱく質が不足した状態では、当然ながらボディメイクなんてできません。代謝も上がらないため、いくら運動しても消耗するばかりで、ダイエット効果も薄れることに。また、皮膚、髪の毛、爪、血管など体のベースを作っているのもたんぱく質なため、肌つやなど見た目の若々しさや、内臓など体の内側の若々しさにも必要不可欠です。

 たんぱく質で重視すべきは質より量。厳密にいえば、肉より米に含まれるたんぱく質は価値が低いなど若干の質の差は存在しますが、ぶっちゃけそんなのは些細な問題。それより量が足りてないほうがよっぽど致命的です。

 体を作るための最低限の材料が不足していたら、筋肉も肌も作り出せません。若返りやせの大前提は、たんぱく質量をしっかり確保すること。たんぱく質は摂りだめできないため、1食あたり女性は20g、男性は30g以上摂りましょう。女性なら最低でも1日60g以上、男性なら最低でも1日80g以上摂って初めて、健康的にやせるためのスタートラインに立てます。

【2】脂質は質にこだわるべし!

良質な脂質が含まれるアボカドとナッツ©towfiqu/PIXTA(ピクスタ)
良質な脂質が含まれるアボカドとナッツ。でも最も良質なのは「青魚」! ©towfiqu/PIXTA(ピクスタ)

 たんぱく質や糖質は1gあたり4kcalなのに対し、脂質は1gあたり9kcal。つまり、脂質は少量でも太りやすいため、ダイエットという観点だけで考えた場合、量を減らすことが非常に重要と言えます。ただし、脂質量を減らし過ぎるのは、若返りの観点からはマイナス。なぜなら、脂質はホルモンの材料でもあり、肌や髪の潤いを保つのにも不可欠だからです。そのため、鶏のむね肉やささみばかり食べて脂質量が不足すると、細胞レベルで老け込んでいきます。

 つまり、若返りやせのためには、量を減らしつつも、質の良い脂質にこだわって摂ることが肝心。揚げ物や加工食品、肉の脂など、摂り過ぎると健康に悪影響を与える飽和脂肪酸はなるべく避け、青魚、ナッツ、アボカドなどに含まれる不飽和脂肪酸を積極的に摂りましょう(不飽和脂肪酸は、動脈硬化のリスクを低減したり、健康的な皮膚や髪を維持するのに役立つ良質な脂質)。良質な脂質の優先順位としては魚が圧倒的。週に1~2回、青魚が食卓に並ぶだけでも全然効果が違いますよ!

【3】糖質はタイミングにこだわるべし!

「糖質は太る」というイメージから、ダイエットで糖質制限をしている人も多いですよね。でも、糖質は体を動かすガソリン。筋肉を動かすのも、脳の栄養も糖質なので、不足するとあらゆるパフォーマンスが下がり、代謝も低下してしまいます。

 糖質は摂り過ぎたら太るけど、少な過ぎるのも良くないので、摂るタイミングにこだわるべし。具体的には、消費が期待できる体を動かす前に摂ることです。活動量が増える前の朝食や昼食では糖質をしっかり摂り、活動量が減っていく夕食では糖質量を減らすようにすると、効率よくエネルギーが消費されます。

 また、運動前の糖質摂取も大切。やせたいからといって、食事もちゃんと摂らずにがんばって運動しちゃうのは絶対NGです。なぜなら、ボディメイクにはアメとムチのバランスが重要で、アメを与えずにムチばかり与え続けるのが一番老け込むから。ガソリンもないのに動けなんて、細胞レベルで無理をさせられてるようなもの。目の下にクマが出たり、ほうれい線がめっちゃ深くなったりなど、如実に老化が進みます。15分程度散歩するくらいであれば構いませんが、筋トレをする、強めの有酸素運動をする場合などは糖質を摂りましょう! オススメは運動の約2時間前の摂取です。