ナポリタンやプリンアラモード発祥の地・横浜ニューグランドの魅力とは?

ナポリタンやプリンアラモード発祥の地・横浜ニューグランドの魅力とは?
食楽web

●「日本一パンケーキを食べる男」として知られるミスター黒猫が、年間1000店以上カフェや喫茶店を訪問した中から、一人でも楽しめる“癒し系カフェ”と必食グルメをご紹介! ~ミスター黒猫の孤独のカフェめぐり~

 喫茶店・カフェ・スイーツのお店を、年間約1000軒めぐっているミスター黒猫です。ひとり気ままなカフェめぐりで発見した、おひとり様でも気兼ねなく楽しめるお店をピックアップ。その魅力をお伝えしていきたいと思います。

山下公園前にある1927年開業のホテル

『ホテルニューグランド』
『ホテルニューグランド』

 今回、黒猫がおすすめするのは、横浜・山下公園前にある1927(昭和2)年開業の『ホテルニューグランド』。日本の激動の歴史と共に歩んできたクラシックホテルです。実はこのホテル、今では誰もが知っているメニューの発祥だというのを知っていますか? そこが今回の黒猫的なおすすめポイントです! 歴史の出来事と共に紹介しますね。

『ホテルニューグランド』は、関東大震災後の復興のシンボルとして、横浜市の財界の応援と市民の熱意により誕生したそうです。ホテルのシンボルマークの“フェニックス(不死鳥)”は、そんな復興への願いが込められています。

ひとつひとつ歴史を感じることができるホテル内は、どの場面を切り取っても絵になる素敵な雰囲気
ひとつひとつ歴史を感じることができるホテル内は、どの場面を切り取っても絵になる素敵な雰囲気

 本館は、銀座和光などを設計した渡辺仁氏によるもので、ほぼ開業時の状態を保ち1992年には横浜市認定歴史的建造物、2007年には、経済産業省が選んだ近代化産業遺産にもなっています。第二次世界大戦後にはGHQに接収され、マッカーサー元帥も滞在されていました。マッカーサー元帥専用室に当てられた部屋は、今も“マッカーサーズスイート”として使用されています。

明るく広々とした店内は、木のぬくもりを感じる居心地良い空間
明るく広々とした店内は、木のぬくもりを感じる居心地良い空間

 そんな歴史ある本館1Fにあるのが『コーヒーハウス ザ・カフェ』です。ここでは、『ホテルニューグランド』発祥と言われるメニューが、いまも味わうことが出来ます。