吉野家が激推し中の「から揚げ」は牛丼orカレーどちらに合うか? 検証してみた!

吉野家が激推し中の「から揚げ」は牛丼orカレーどちらに合うか? 検証してみた!
食楽web

●『吉野家』が「牛丼と並ぶ主力商品にする!」と激推し中のから揚げ。その味の秘密と、牛丼・カレー、どちらに合うかを徹底検証

 牛丼を考案し、日本人の国民食にまで高めた『吉野家』。牛丼と言えば『吉野家』、『吉野家』と言えば牛丼と言っても過言ではないほど、「日本が誇る牛丼の一大ブランド」です。そんな『吉野家』は、来年で創業125年を迎えますが、ここに来て「これからの『吉野家』は、牛丼とから揚げになりたい」と各メディアを通して宣言しています。

「これからの吉野家は、牛丼とから揚げになりたい」とのことです
「これからの吉野家は、牛丼とから揚げになりたい」とのことです

 から揚げブームが一段落しつつあるこのタイミングでどうして『吉野家』ではから揚げを激推ししているのでしょうか。そして、そこまで力を入れたから揚げとはどんな味なのでしょうか。さらに、従来の人気メニュー、牛丼・カレーのどちらとから揚げは合うのでしょうか。そんな疑問に迫りつつ、後半で『吉野家』の広報担当者のコメントも交えてご紹介します。

ブームとは一線を画す『吉野家』独自開発の「から揚げ」

 近年の『吉野家』のメニューは実に多く、定番の牛丼を筆頭に60以上のメニューを展開しています。その一つがから揚げなわけですが、メニューに加わったのは2016年。いわゆるから揚げブームが盛り上がり始めた2015年頃からと言われているので、このタイミングにバッチリ合ったようです。

 ただし、後述する『吉野家』の広報担当者によれば、こういったから揚げブームを意識してメニューに加えたわけではなく、「牛丼と並ぶ人気メニューとしてのから揚げ」もまた、ブームどうこうの話ではないとのこと。これを裏付けるように『吉野家』のから揚げの「味」は独自のもので、から揚げブーム以降に増えたから揚げ専門店のサッパリ目の味付けとは一線を画しています。

 生姜がたっぷり入った独自開発の特製ダレに長時間漬け込んだ鶏もも肉を、オーダーが入った後に一つずつ丁寧に粉づけし、高温の油でカリッと揚げたもので、その味わいは濃いめ。カリカリサクサクの食感も楽しく、ご飯がどんどん進む味で後味が良いのが特徴です。全体の味の設計は、どの時間帯、どのシチュエーションでも美味しくいただけるものであり、『吉野家』が「牛丼とから揚げを同等の看板商品にしたい」と鼻息を荒くするのも納得です。